PC

LAN構成見直し

ここ数日,LANの構成を見直しています。まず,見直し前の構成です。
061219_LAN1
光ファイバは2Fに引き込み,ONUとRT-200NE(ひかり電話対応ルータ)も2Fに設置します。1Fと2FにそれぞれGbE(Gigabit Ethernet)HUBを設置し,その間をカテゴリ6のLANケーブルで接続します。1Fと2Fの間の配管に40mのLANケーブルを通しています。また,RT-200NEには無線LANカードを挿入してあるので,どの部屋からでも有線・無線問わずLANに接続可能な状態となっています。
ここで問題になっているのが,電話機(親機)です。RT-200NEを2Fに設置しているため,電話機(親機)も必然的に2Fに設置するしかありません。この親機はPHSを子機に登録できるパナソニックのVE-PVC01Lなので,1FにはPHSを置いておけば電話の送受は問題ないのですが,留守電ON/OFFや留守電再生などはわざわざ2Fまで行かないといけないし,そもそも留守電があるかないかの確認すら1Fではできません。
そこで親機を1Fに置く方法を考えてみました。1Fと2Fの間には新たな配線を追加すること無しに,です。試行錯誤した結果,
061219_LAN2
この方法で親機のみを1Fに置くことができました。配線の追加は一切ありません。もちろん電話もネットワークも今まで通り使用することができます。
しかし,この接続は非常に怪しい要素があります。1F-2Fの間のLANケーブルにはLANとWANのネットワークが共存した状態で流れています。通常,LANとWANは物理的な配線を別々にすることでセキュリティを確保するべきですが,この方法はその基本的なポリシーに反しています。
もちろん,それぞれの機器(ONUやルータ,HUB)が,完全正常に動作していれば何の問題もないでしょう。しかし,いずれかの機器に潜在的なバグがあって,それが原因でデータが漏洩してしまったら,バグが悪いとはいえ一番被害を被るのはユーザです。
やはり安全性を確保しつつ電話機を1Fで使うには,電話機を新調した方が良さそうですね。SANYOから,子機だけで留守電を操作できるTEL-DH3がありますし。

-PC