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CPUクーラーリテンション破損

あっという間に11月になってしまいました。引っ越しをして2ヶ月、家の中も何とか落ち着いてきました。一つ心配なのが、引っ越ししてから一度も電源を入れていないPX-5500です。ノズル詰まりまくっているのではないでしょうか…。撮り貯めた写真も全く現像・整理できていません。
それはそうと、昨日の夜、信じられないことが起こりました。2Fにモニターが無い状態で24時間動作させているtype-g.comサーバーかつラジオ録音マシン、ファイルサーバーのPCに突然アクセスできなくなりました。今の今までファイルアクセスしていたのが突然出来なくなり、pingを投げても無反応。急いで2Fに行くと、電源もろとも落ちています。
「Windowsが停止するならまだしも、どうして電源もろとも落ちる?」
モニターが接続されていないためその場では何が起こったか確認できないものの、とりあえずもう一度電源を入れて見るも、約30秒ぐらいでまた電源OFF。おそらくAdaptecのRAIDコントローラBIOSが起動しているあたりで電源が落ちてしまいます。
これ以上はモニターが無いと何も確認できないため、1Fに設置してあるEIZO20インチ液晶モニタを2Fに持ってきて接続してみました。案の定、AdaptecのRAIDコントローラBIOSのところで強制電源OFFです。何度か繰り返していると最後はマザーボードBIOS起動すらままならない状態に。
時刻は深夜0:30。あと30分でくりぃむのオールナイトニッポン。これを録り逃すわけにはいきません!!
ここで疑ったのは電源ユニットです。ある電圧のみが低下している症状に似ています。余っている電源ユニットを引っ張りだしてきて接続しようと思った矢先…。
「カタン」
となにやら見慣れない部品が落ちてきました。
「ん?何これ?」
よく見るとCPUクーラーを固定している金具です。「はぁ?!」CPUクーラーを手で揺らしてみるとグラグラ。片側だけで留まっている状態で半分浮いてしまっています。のぞき込んでみるとCPUクーラーのリテンションの爪が折れているではありませんか。あたりを見回すと、爪のかけらも発見しました。CPUの放熱が出来ないことによりフェールセーフが働いていたんです。
原因はわかったのは良いのですが、あと20分で始まるオールナイトニッポンに間に合わせないといけません。とはいえ、CPUクーラーリテンションなんて予備を持っているわけでもなく、CPUクーラーの予備はあってもリテンションが破損していては、それを取り付ける術がありません。
すぐに思いついたのはPCを横に倒して、CPUのヘッドが真上を向くような位置にしておいてCPUファンを乗っけておくだけにするという方法です。ガッチリ固定していないため放熱効率は若干下がるでしょうが、グリスもついているし、幸いなことに発熱が少ないNorthwoodコアですから問題ないようです。CPUクーラーがはずれたことで、CPUにダメージが及んでいないかが心配でしたが、とりあえず問題なさそうで元気に動いています。
運良くと言いましょうか、週末アキバに行く予定でしたから、リテンション付きのSocket478用のCPUクーラーを購入しないといけなくなりました。
それにしても、まさにネットワーク経由でファイルアクセスしている瞬間にリテンションが破損してPCが停止したという不思議な体験をした一日でした。
01
折れたリテンション
02
クーラーは固定せず乗せているだけ。

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