プリンタ

iP8600スジ問題完結

060805土曜日、新宿QRセンターにiP8600の即日修理を実施してきました。そんなに急ぐ必要はないかな、と思いつつ、後回しにされるのはイヤだったので、9:45(10時開店)ぐらいから自動ドアの先頭で待っていたところ、50分すぎぐらいからデジタル1眼をかかえたおじさんたちがゾロゾロと。結果、開店前には10名以上の列になっていました。15分前から並んでいて良かった。
案の定、No.1の受付。完了は12:15(2時間15分後)ということなので、新宿ヨドバシカメラ、ビックカメラを散策。この日はこの夏一番の暑さで外を歩いていると結構ヘコみました。ついでにEOS-1DMark2のセンサクリーニングも依頼。こちらは40分ほどで終了するとのこと。
暑さで散策も早めに切り上げ12:15分が待てずに12時ジャストぐらいに引き取りに行くとすでに修理完了していました。修理票です。
060805_repair
交換部品は

部番

部品名称

QM2-1590-000

パージユニット

QM2-1616-000

ロジックボード部

QY5-0150-000

ABSORBER KIT(廃インクスポンジ)

QY6-0055-000

プリントヘッド

ヘッドやパージユニットは交換されるかな、と思っていたのですが、廃インクスポンジも交換、さらになぜかロジックボード(メイン基板)が交換されていました。交換理由に、「メインボードが不具合だったため、横すじが入ることを確認」と記載されています。つまりiP8600購入後1年半ちかく、不具合をかかえたメインボードを使い続けていたから、スジが解消しなかった??、時間もインクも紙も無駄だったことになります。
複雑な気分になりながらも、その場で印字結果を確認させてもらうことに。
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修理完了品で作業者が印刷してきた写真です。同じ写真でスジ入りの見本を渡していたのですが、同じ写真で結果を示してくるあたり、修理状態には自信をもっているようです。色がギトギトなのは、おそらくVIVIDフォトあたりがONになっているからだと推測できますが、スジにかんしては全く認められません。やればできるじゃん!!メインボードまで交換したくらいですから、おそらく長年のスジクレームに対する対処が確立したんだと思います。
と一定の成果は認めますが、お金を払うのはどうも気が引ける。今までの時間も返してほしいと思いつつ渋々9450円を支払いました。
今回初めて、「修理・点検のしおり」という全22ページの冊子をもらいました。冒頭の3ページだけ抜粋しました。プリンタ各部の修理ポイントが写真入りで説明されています。
修理点検のしおり
自宅に帰り、早速自分の環境で印刷テスト。まずは修理前の写真。
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修理後の写真。完璧です。
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次にメンテモードでのプリントヘッドノズルチェック。修理前は全色で30ほどの目詰まりが発生していました。
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修理後。プリントヘッドを交換してすぐなのに、すでに10の目詰まりを確認。印刷結果に問題がないことから数十個のノズル目詰まりは許容できるようです。ちなみに、QRセンターの受付の人が、「プリントヘッドは、純正のインクを使っていても少しずつ駄目になっていくんですよね」と暴露していたので、印刷すればするほど目詰まりが増加していくのは事実のようです。
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総括
今回の修理では得た物が多かったように思います。しかし、私個人的にはこれ以上Canonのプリンタにはつきあっていけません。何しろ今回の修理で「スジ」問題は解決したとはいえ、解決まで1年半は長すぎだと思います。過去に2回も同件で修理に出したのに解決せず、しかも昨年8月ColorManagement/iP8600スジ問題3の時のように一度は「スジはご了承願います」と一度は責任逃れをしておいて、です。
じゃ、どうするかって?そりゃ、PX-5500、でしょう。
ん?
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