スイスは何しろ日本人ばかり。想像通り、ご年配の方が多かったですね。ただ、デジタル一眼レフの普及率は予想に反して少なかったように思います。もっと多くの人がデジタル一眼レフを持ってきているのかと思っていました。意外に多かったのはビデオカメラ。手に届きやすい価格になったのと、カメラ機能が含まれていること、そして動画で記録する方が思い出に残るから、と言ったところでしょうか。
個人的には写真が好きですね。(ビデオの機材を持っていないからひがんでいるわけではありません)
理由は一つ。ビデオは撮った時間だけ見る時間もかかると言うこと。編集すれば短くはなるでしょうが、それでも見直すのに時間がかかります。また、いつまでその記録メディアを再生できるか、またメディア自体の保存信頼性も未知数です。
写真であれば、10日間の旅行も急げば10分で振り返ることができます。時間を圧縮できるのです。そして、放っておいても将来まで残る。火事が起こっても一部燃え残っていればOK。核戦争がおきても…。もちろん、デジタルカメラの場合は紙にプリントしてあることが前提ですが。結局「紙」というメディアには誰も勝てないのです。
話を元に戻します。EOS-1DMark2を持っていると日本人、外国人問わず声をかけられることが多かったです。やっぱり他のデジタル一眼より一回り大きいサイズが目を引くのでしょう。ゆうに80歳を超えているだろうCanonの渋い一眼レフ(モデル名不詳)を持ったご老人が、「Which model?」(どのモデルだい?)なんて話かけてきてくれたこともありました。また、シャッターを押してくれた日本人の方が「やっぱりこのシャッターの音は写真を撮ってるって感じがするね!」そうそう、まさにその通り!!
残念なのは、もっと「人」を取ってくればよかったと思います。現地の人しかり、ツアーで一緒になった人しかり。ちょっと自然に気を取られすぎてもっと身近な物を見失っていたかな、と。それほどスイスの大自然が私にとってインパクトが大きすぎたとも言えるのかもしれませんが。
ビデオより写真が好き