仕事が終わり、ちょっと暑かったので、今年初めてのクーラー風量3にしたままクルマを走らせました。ガソリンの貧乏ランプが点灯していたのでスタンドに寄り給油。さて出発しようとセルを回すも、
「カッカッカッカッカッカッカッカッ」
という異音と共にエンジンがかかりません。
「??」
もう一度試すもやっぱり「カッカッカッ」異音の感じからメカ的な異常かな、と思いましたが、冷静に考えてみるとセルモーターの異常であれば、異音もしないだろうし、メカ的にセルモータとエンジンの間のクラッチが異常なら、セルモーターは周り続けるはずです。この場合は明らかにセルモーターが一度回っては止まり、また回ってはとまりの繰り返し。その証拠にメーターなどの照明もその異音と同期して明るくなったり暗くなったりします。
「バッテリ上がりだ…!」
デジタルメータを電圧表示にすると、キーONしただけで電圧は12V。明らかに低いです。さらにスモールをONにしてみたらすぐに11Vに低下します。セルを回そうものならデジタルメータの表示も消えてしまうほど電圧が低下してしまいます。
幸い止まったのがスタンドだったため、ブースターケーブルをバッテリに接続し難なくエンジンは始動。エンジンが始動すれば電圧は14V程度にあがりますが、ライトをつけると12Vに低下するなど明らかに不安定です。次にエンジンを切ったらもうかからないでしょう。
その足で深夜まで営業しているスーパーオートバックスに行きバッテリのチェック。発電機、セルモーターは異常なしとのことで、バッテリーの交換となりました。
オートバックス印の5000円程度のバッテリを購入して問題は解決しました。(このオートバックス印のバッテリ、どこぞの物か不安できたが、GSユアサのものでした。)
バッテリ切れでセルが回らない、というと、感覚的にはセルの回る勢いが弱くなって、回るか回らないかと言う状態で「キュン、キュン、、、キュ」となると思いこんでいたので、今回の様に「カッカッカッ」という一見勢いのある異音で相当焦ってしまいました。
理由を考えれば簡単で、セルモータはセルモータリレーで駆動ON/OFFをしているのですが、セルを回した瞬間に電圧は一気に低下、そのためリレーもオープンしてセルが止まる。しかしセルが止まれば電圧は復活し、セルを回そうとする。そしたら電圧は低下しリレーが…。の繰り返しです。
しかし、今回のバッテリ上がりは、一度もその兆候がなく発生しました。発生する前にセルを回したときは弱ってるという感じもせずエンジンはかかりましたし、確かにライトは若干暗めでしたが、走り出してしまえばまったく問題なくクーラーも動作しました。このクーラーが問題だったのかもしれませんが…。
何はともあれバッテリーは2~3年で定期的に交換した方が良いということで。
バッテリ上がり