このところ、月々の電気代は1万円オーバー。家に居る間中つけっぱなしのTVや明かりも原因の一つでしょうが、中でも大きいのは常時電源ONの2台のPCだと思います。
1台はAthlon2400のLinuxマシン、そしてもう1台はPentium4-2.6GのWindowsマシン。Windowsマシンの方にはRAIDなど合わせて6台のHDDが動きつづけていますから相当電気を食っていると思いますが、テレビ録画やラジオ録音など毎日動作しつづけていますので止めるわけにはいきません。LinuxマシンもRAIDで2台のHDDが動き、Webサーバーやメールサーバーなどを動作させていますが、機能としてはそれほど多くなくPCとして1台を動かしつづけているのはもったいないなぁと思いました。
WebやメールサーバーをWindows上で動作させることも考えましたが、以前も同様の方法で各種サーバーを動作させると動かないWebスクリプトが多く相当苦労しました。(結局、動かず仕舞いのスクリプトも多数)
そんなときあるアイデアが思いつきました。Windowsマシン上でLinuxを動かせばいい、そうエミュレータです。VMware(http://www.vmware.com/jp/)が有名です。私は以前、VMwareを購入してWindowsノート上にLinuxをインストールして開発作業をしていたことがありその安定性は知っていましたが、その時はあくまで一次的な作業が目的。今回のように常時ONのサーバーとして動作させることに耐えられるのか、は若干不安ではありましたが、ものは試しと以前ダウンロードしたVMwareをWindowsマシンにインストールしてLinux(RedHat9)をインストールしてみました。
若干、ネットワーク設定に難儀しました。結果的にはVMware用にNICを別途用意して、Windows上ではそのNICにIPアドレスを振り当てず、VMware上のLinuxにそのままブリッジさせてやる、という手法で、Linuxに独自のプライベートIPアドレスを割り振ることができました。
簡単なWebサーバー、PHP、sqlサーバーをインストールして、Webアクセスの応答時間や24時間の連続リクエスト(Operaでウィンドウを多数開き、すべて「5秒自動更新ON」にする」)でも、今までの単独マシン(Athlon2400)と同等程度のレスポンスと安定性で動作し続けることを確認しました。
現在もWindows上のLinuxでこのコンテンツを提供しております。現在はまだテスト運用中で、何度か再インストールする予定がありますが、このまま問題なければLinuxマシンは停止しようと思います。
さて電気代はいくら安くなるのでしょう。あと使わなくなったマシンはどうしようか。
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