コンパクトカメラながらRAW撮影が可能なDMC-LX1ですが、その必要性には疑問を感じている方も多いかと思います。その理由はいくつかあって、たとえば、
無駄にファイルサイズがでかい
パナソニックからまともな現像ソフトがリリースされていない
JPGでも画質は十分
などでしょう。でも、私はこのカメラはRAW撮影ができるからこそ、他のコンパクトカメラより優れていると言い切れると思っています。
私はDMC-LX1で撮影するときは、すべてRAW撮影しています。いくらファイルサイズが小さいとはいえJPGだけの撮影で済ます勇気はありません。その理由を紹介します。
RAW撮影したときにおまけ?で保存されるJPG画像です。6mm F2.8 1/15s ISO200、フラッシュ無しでファイルサイズは2MB。ホワイトバランスはAUTO。DMC-LX1は、暗い部屋でフラッシュ無し、高感度撮影するとホワイトバランスがすごく飛びます。(他のカメラも同じですが。)フラッシュONすると、まともになります。暗い場所ではフラッシュONの撮影が前提になっているようです。
RAW画像をPhotoshopCS2+CameraRAW3.2で現像。パラメータは露出、色温度調整、ノイズリダクションを30秒ほどモニタを見ながら調整した結果です。上のJPGと比較してもらうとわかると思いますが、これほどまで違う画像になります。どちらが記憶色に近いか?聞くまでもないですね。上のJPG画像をPhotoshopでレタッチしてこの写真に近くすることはできるとは思いますが、相当大変なのではないでしょうか。画質も低下するでしょうし。
RAWvsJPG