プリンタ

iP8600スジ問題2

修理票です。
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交換部品は、プラテンユニットとヘッドです。プラテンユニットとは、どうやら紙送り機構らしいですが、具体的にはわかりません。まぁ、スジをなくすための修理としては積極的であると評価できると思います。
「処置内容」の中にキヤノン純正用紙をおすすめいたします、と書いてあるのは、おそらくスジ見本として送付したFujiFilmの用紙に対しての言葉なんでしょうか。どんな用紙を使おうとも、少なくともスジが出てしまってはプリンタ失格だと思うのですが。。
早速、印刷テスト。
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用紙

CANONプロフェッショナルフォトペーパ

印刷ソフト

Adobe Photoshop7

印刷ICCプロファイル

純正Canon iP8600 PR1

プリンタドライバ設定

用紙の種類

プロフォトペーパー

印刷品質

きれい

色調整

マニュアル調整、マッチング無し

スジはほぼ、消えています。が、純正のプロファイル(Canon iP8600PR1)を使うと随分暗く、色が強調された感じの仕上がりになるようです。ヘッドが交換されていることが原因だと思いますが、スジを隠すために濃い印刷結果になるように調整したとか?
じゃ、あえて釘をさされた純正以外のペーパで試してみます。
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用紙

FujiFilm画彩写真仕上げPro

印刷ソフト

Adobe Photoshop7

印刷ICCプロファイル

カラースペースを変換しない

プリンタドライバ設定

用紙の種類

スーパーフォトペーパー

印刷品質

きれい

色調整

マニュアル調整、マッチング無し

必死に目をこらすと若干スジが見えますが、まぁ改善しているといえます。
次に、用紙の種類の違いと、スジの発生有無の関係を調べるために、CANON純正プロフォトペーパーをスーパーフォトペーパー設定で印刷するとどうなるかを調べてみました。
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用紙

CANONプロフェッショナルフォトペーパ

印刷ソフト

Adobe Photoshop7

印刷ICCプロファイル

カラースペースを変換しない

プリンタドライバ設定

用紙の種類

スーパーフォトペーパー

印刷品質

きれい

色調整

マニュアル調整、マッチング無し

プロフォト設定ではスジは出なかったプロフォトペーパですが、スーパーフォト設定にするとなぜか全体的にスジが浮かびあがりました。
つまり、プリンタドライバの「用紙の種類」設定は、用紙の素材や乾きやすさによってインクの吐出量やタイミングを制御しており、設定を間違えるとスジが発生する可能性がある。
ということは裏を返すと、純正用紙以外の用紙を使うと、プリンタドライバの「用紙の種類」設定で、どの設定が一番スジが発生しにくいかを検証する必要があると考え、FujiFilmの用紙で、用紙の種類=プロフォトペーパ、光沢紙(スーパーフォトは上)の各設定で印刷してスジの量を検証してみました。
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用紙

FujiFilm画彩写真仕上げPro

印刷ソフト

Adobe Photoshop7

印刷ICCプロファイル

カラースペースを変換しない

プリンタドライバ設定

用紙の種類

プロフォトペーパー

印刷品質

きれい

色調整

マニュアル調整、マッチング無し

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用紙

FujiFilm画彩写真仕上げPro

印刷ソフト

Adobe Photoshop7

印刷ICCプロファイル

カラースペースを変換しない

プリンタドライバ設定

用紙の種類

光沢紙

印刷品質

きれい

色調整

マニュアル調整、マッチング無し

FujiFilmの用紙では、プロフォト設定でも、光沢紙設定でも、スジが発生しており、まとめるとFujiFilmの用紙ではスーパーフォトペーパー設定が一番スジが発生しないことがわかりました。
しかし、用紙の設定が違うだけでこれだけスジが出たり、出なかったりするのは何か気持ち悪いので、8/6、新宿QRセンタにiP8600を持ち込み、再度、即日修理を依頼してみました。

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