評価用元画像
元画像はAdobeRGB画像ですが、Web公開用にsRGBに変換しています。
草木の緑、紫の花、木の質感が表現できるかどうかがポイントです。(Type-gがEOS-1DMark2で撮影)
特に赤い部分がしっかりとした赤で表現できるかどうかがポイントです。スジが出ていないかもチェック。(Type-gがEOS-1DMark2で撮影)
Colorvision社、SpectroPROなどに添付されている評価画像です。下の人の肌の色が表現できるかどうかがポイントです。
CANONプロフェッショナルフォトペーパ
すべての写真は左が純正プロファイル、右がSpectroPRO生成プロファイルで印刷したモノです。
一見すると純正プロファイルの方が、くっきりきれいな色が出ているように見えますが、これが純正プロファイルの落とし穴なのです。パット見、きれいな色に補正されているのです。元画像と比べるとSpectroPRO生成プロファイルの方が忠実に色が再現されていることがわかります。特に木の部分は純正プロファイルでは黒くつぶれかかってしまっています。
純正プロファイルの方が暗いイメージで表現されています。これもパット見は純正プロファイルの方がきれいに見えますが、元画像に忠実なのはSpectroPROプロファイルの方です。
純正プロファイルは、肌の色が濃くなってしまいます。日本人のような黄色人種であれば小麦色の肌になり見栄えが良いですが、白色の方の肌の色が転んでしまいます。これはよくありません。また、右端原色カラーバの上から3番目の青をみるとSpectroPROプロファイルのすごさがわかると思います。
CANONスーパーフォトペーパ
純正プロファイルを使うのであれば、個人的にはプロフォトよりスーパーフォトの方が色再現性が良いと思います。
上のプロフォトより純正プロファイルの忠実性があがっているように感じます。木の色は元画像に近いですが、花の色はSpectroPROプロファイルの方が忠実です。
純正/SpectroPROプロファイルの違いはあまり無いように感じます。
プロフォトの結果と同じく、肌の色は補正されてしまっています。
FujiFilm画彩写真仕上げPro
純正用紙ではないため、通常はスーパーフォトペーパ用プロファイルを使うことになります。しかし、結果はそれほど悪くありません。紙厚は純正より厚く高級なので、この紙を使うのもいいのではないでしょうか?ただし、保存耐久は未知数です。
スーパーフォトペーパ用プロファイルでも悪くありませんね。この結果は意外でした。
スーパーフォトペーパ用プロファイルは若干赤が強すぎる気がしますが、全体的には悪くないと思います。
肌の色や右端カラーバの色再現性はCANON用紙と同じくよくありません。
ピクトリコ ハイグロスフォトペーパ
ピクトリコはプロファイルをダウンロードして使うことができます。(プリンタは各社フラッグシップモデルに限りますが)今回はピクトリコプロファイルとの比較をしてみようと思います。(左がピクトリコプロファイル、右がSpectroPRO生成プロファイル)
全体的に色が回転しているように感じます。特に木や石の部分の色が違っています。でも、せっかく専用プロファイルが用意されているのであれば使わない手はありませんね。
ほぼ、同じ結果になりました。
CANONのプロファイルを使ったときのような肌の色の補正がほとんどありません。また、右端カラーバーの色再現性も良いです。上から2つめの濃い青はピクトリコの方が良いですね。すごく良いプロファイルだと思います!!