新モデル(DP-S1A)が発売され、型落ちとなりずいぶん安くたたき売られていたので買ってみました。
ONKYO rubato DP-S1
http://www.jp.onkyo.com/audiovisual/portable/dps1/
目的は、現在メインDAPとして使っているGRANBEAT DP-CMX1との音質比較と、ロスレス音楽配信サービス「DEEZER」試用のためです。
上の写真にあるように、GRANBEATとDP-S1のサイズ差はまさに倍半分という感じで、万が一、GRANBEATと音質が同じなのであれば、今後の運用形態を再考しなくてはいけないと思う程のコンパクトさです。
早速、聞き慣れた曲で音の比較をしてみました。
イヤホンはSHURE SE846、EQ OFF、アップサンプリングON、ロックレンジアジャストなども双方合わせてあります。
結果ですが、音質は同等です。同じメーカ、同じDAC/アンプICを使っているだけあります。
唯一違うと感じたのは、宇多田ヒカル「桜流し」の前奏でのホワイトノイズレベルがDP-S1の方が大きい事ぐらいでした。
ちなみに、宇多田ヒカル「桜流し」前奏のホワイトノイズは、おそらく元から微妙に収録されているように感じます。ヘッドホンを変えたり、DAPを変えたりしましたが、大なり小なり微妙に聞こえてきます。何か意図があってのことなのでしょうかね・・?
さて、GRANBEATとDP-S1、音がほぼ同じであれば、サイズが倍のGRANBEATを持つ意味ってスマートフォン機能があるかないか、だけになりますし、それであれば、メインのスマホがiPhoneである私にとってはあまり意味がなくなってしまいます。
ただ、大きな違いがありました。その違いは、私にとってGRANBEATがメインDAPの座を確実なものとする違いでした。
それは、イコライザの出来です。
以前のブログエントリ「ONKYO GRANBEAT DP-CMX1 + SHURE SE846 音チェック #4」でも書いた通り、私は普段GRANBEATのイコライザをONにして使っています。
GRANBEATだけを使っているときには気がつかなかったのですが、DP-S1で同じ音を出そうとしてイコライザ設定しても、どうしても同じ音に追い込めないのです。
DP-S1では「カスタムサウンド」(イコライザ)をONにすると、明らかに音が痩せてしまうのです。
GRANBEATとDP-S1とでは、明らかにイコライザの処理の仕方が異なっているようです。GRANBEATだけでなく、DP-X1Aなども多彩なイコライザ設定が可能なことを売りにしていますから、ここでDP-S1との差別化を図っているとしても、なんら不思議な話ではないですね。
http://www.jp.onkyo.com/audiovisual/portable/dpx1a/control.htm
ここのイコライザの説明にも
「また、音質を劣化させずにお好みのサウンドに調整いただけるよう、位相ズレなどの音質劣化を防ぐリニア位相FIRフィルターを採用しています。」
と書かれています。
ということで、もしイコライザを使わない、というのであれば、今底値のDP-S1はとてもオススメできます。
私はイコライザを捨てられないので、GRANBEATを使っていくことにします。。
2017/12/31現在、20800円って安すぎでしょ
ONKYO rubato DP-S1 ゲット ~ GRANBEATと比較