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ONKYO GRANBEAT DP-CMX1 + SHURE SE846 音チェック #2

2017/12/13 追記

このブログエントリについては、訂正がございます。こちらをご覧ください。

前回のブログエントリでは、私がGRANBEAT DP-CMX1 を購入した背景や、条件を書きました。
前回のエントリの中で、DAC内蔵ヘッドホンアンプをいろいろ試したのに、GRANBEAT DP-CMX1 は試さなかったのか?については、あえて書きませんでしたが、実をいうとGRANBEAT DP-CMX1 もヨドバシカメラ店頭で視聴していました。
その時のGRANBEAT DP-CMX1 の印象は「ダメではないが、完璧かどうかは判断できない」でした。
何故かというと、DAC内蔵ヘッドホンアンプであれば自分のiPhone を接続して、聞き慣れた音楽ソースで視聴できるのですが、GRANBEAT DP-CMX1 は自分の用意した音楽ソースで視聴ができないためです。(店頭のGRANBEAT DP-CMX1 には、めぼしいサンプル曲が入っていない)
なので、今回、GRANBEAT DP-CMX1 の購入に関しては、多少の見切り発車感は否めず、場合によっては楽天モバイル3年間分の契約だけが手元に残る、という最悪のシナリオも想定していました。
逆に望みもありました。(望み無く、数万円を出費してたとするとただの破天荒野郎です)
いろいろなヘッドホンアンプを試していてわかっているのは、SE846 のノイズを抑えるポイントは、アンプ側のゲイン調整です。私が視聴したアンプでは、ゲインをLowにすればSE846 から聞こえるノイズはほぼ抑えることができていました。(賑やかな店頭なので、どこまで抑えられているかの不安は残りますが)
もちろん、GRANBEAT DP-CMX1 もゲイン調整が可能で、しかも通常のアンプであれば2段階(High/Low)のみの切り替えですが、GRANBEAT DP-CMX1 は4段階(High/Normal/Low1/Low2)の設定が可能で、よりきめ細やかなゲイン調整が可能となっています。
特にLow設定が2段階用意されている、ということは、SE846 のような超高感度なイヤホンの使用も想定しているのではないか、という推測が成り立つわけで、見切り発車で楽天モバイル契約付きの数万円という出費を決断した要因の一つでもあります。
GRANBEAT DP-CMX1 のゲイン調整は、Androidの「設定」-「音と通知」の中にあります。
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結果から言うと、SHURE SE846 +バランスノズルであれば、Low1(下から2番目)のゲインで、ノイズをほぼ抑えることができました。
ブライトノズルにすると、Low1でも、ほんの少しノイズが聞こえてきますが、Low2にすれば完全にノイズを消せます。クラシックの場合はLow2の方が曲に没頭できると思いました。(Low2にすると、ボリュームMaxでも爆音の一歩手前、ぐらいの音量にしかなりません)
逆に、ゲインHighはノイズまみれで聴けるレベルではなく、NormalだとロックはなんとかOKだけどクラシックはギリギリNG、という感じです。
GRANBEAT DP-CMX1 が4段階のゲイン調整が可能であることで、曲調に合わせた選択が可能であることが、他のヘッドホンアンプと比較して優位であると思いますし、いろんな種類のヘッドホンを使うことができる柔軟性を持ったDAPである、と言えると思います。
次のブログエントリでは、BA(バランスドアーマチュア)のインピーダンス変動(対周波数)による、音の違和感について書こうと思います。

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