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ONKYO GRANBEAT DP-CMX1 + SHURE SE846 音チェック #1

ONKYOのGRANBEAT DP-CMX1 にSHURE SE846 を接続した際の音について、何回かに分けてレポートしていきたいと思います。
今回、私がGRANBEAT DP-CMX1 を購入した一番の理由ですが、
「SHURE SE846 で気持ちよく音楽が聴きたい」
それに尽きます。
以前のブログでも報告した通り、SHURE SE846 というイヤホンは、BA(バランスドアーマチュア)でインピーダンス9Ω、感度114dBで、一言でいうと、アンプの特性をモロに受けてしまうじゃじゃ馬イヤホンです。音の良さもトップクラスですが、アンプ特性に対する敏感さも世の中に出回っているイヤホンの中でトップクラス、だと思います。
アンプ特性に敏感な結果、何が起こるか、を具体的に言うと、
1. BA(バランスドアーマチュア)のインピーダンス変動(対周波数)による、音の違和感
2. インピーダンスが低く、感度が高いことによるノイズ。
オーディオテクニカのBluetoothワイヤレスヘッドホンアンプ AT-PHA55BTでは、電源スイッチを兼ねているモード毎で問題が異なります。
モードAでは上記1が問題。
SE846から出てくる音は、違和感しか感じない音になります。ただしノイズは皆無。
モードBでは2。
ノイズはボリュームを上げれば目立たなくなりますが、クラシック、ピアノソナタのような静かな曲を聴いているとボリューム位置にかかわらず、常にノイズが浮き出てきて音楽に集中できません。ただし、音は良い。
モードA、モードB共にSE846にとって一長一短ですが、モードAは全く聞くに耐えない音なので、ノイズに目をつむってモードBで使っています。
SHURE SE846 の本領は、ユーザーが変更可能な「ノズル」を、標準の「バランス」から、ハイパス側の「ブライト」に変更することで発揮される、と個人的には思っているのですが、AT-PHA55BTのモードBでは、ブライトノズルにするとさらにノイズが耳障りになるため、バランスノズルのまま我慢して使っている状況でした。
ですので、繰り返しになりますが、私の希望は、
SHURE SE846 をブライトノズルで、ノイズレス(もしくはできるだけノイズが低い状態で)、かつ違和感のない音で気持ちよく曲を聴ける環境を整えたい。
となります。
一方で、私が普段聞いている音楽ソースの話、です。
一昔前まで、メインの音楽ソースはCDでした。自分で買ったり、レンタルしたり。
でも数年前から、ほぼ100% Apple Music に移行しています。ただApple Music でカバーされない新譜などは自分でCDを買ったりもしています。Apple Music が無くなると、私の音楽の範囲は今の1/100ぐらいに減少してしまいます。Apple Music は、今まで聞いたことのないクラシックやジャズなどにも触れる機会を作ってくれる、私にとって素晴らしいサービスの一つですし、多少音が悪かったとしても、Apple Music は無くてはならない存在です。
ですから、私の音楽プレーヤの環境には、iPhoneかAndroidが欠かせません。いくら音の良いDAPであっても、Apple Music の音楽ソースを選択できない環境では意味がありません。
つまり、私に取り得る手段は、「iPhone+ DAC内蔵ヘッドホンアンプ」か、「Android搭載のDAP」か、の二択です。
DAC内蔵ヘッドホンアンプについては、SHURE SE846 を購入前に所有していた(すでに売却済み)、ONKYO DAC-HA200 や、OPPO のHA-2SE などをヨドバシカメラ店頭で試聴してみましたが、ゲイン切り替えをLowにすることで、SE846から聞こえてくるノイズはほぼ消せるし、音の違和感もAT-PHA55BTほどは感じることがなかったので、HA-2SE あたりを購入しようか、とも考えていました。
ただし、以前所有していたONKYO DAC-HA200 を使っている時に感じた、「iPhoneとの間をUSBケーブルで接続しなくてはならない運用の煩雑さ」が懸念で、踏み出せずにいました。
このタイミングで、今回、楽天モバイルのセールの中にGRANBEAT DP-CMX1 があることを知り、購入(契約)した、という流れです。
ちなみに、ハイレゾ音源、には興味がありません。ハイレゾ音源は高すぎるし、そもそもハイレゾに興味があるなら、SHURE SE846 は買わなかったと思います。
少し長くなってしまったので、次のブログエントリでGRANBEAT DP-CMX1 とSHURE SE846 を組み合わせたらどうなったか?を書きたいと思います。

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