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SHURE SE846をAT-PHA55BTで鳴らしてビックリ?! について、理屈がわかりました

前回のブログエントリで、SHUREのイヤホンSE846を、Bluetoothヘッドホンアンプ AT-PHA55BTの、BAモード(モードB)で鳴らすとめちゃくちゃスゴい、と言うことを書きました。
オーディオテクニカのホームページには、モードAは適度な出力抵抗を持たせ、モードBには出力抵抗をキャンセルしている、ということを書いてあり、なぜBA(バランスドアーマチュア)イヤホンであるSE846をモードBで鳴らすとこんなにもスゴいのか?を不思議に思いましたので、少し調べてみました。
SE846のインピーダンスは9Ωなのですが、BAイヤホンはインピーダンスが周波数によって変動する、という特性があるそうです。特にSE846はそれが顕著であり、アンプの出力インピーダンスに影響を受けやすいイヤホンである、と。
Sandal Audio: ヘッドホンアンプの出力とか、インピーダンスについて(後半)
http://sandalaudio.blogspot.jp/2016/07/blog-post_9.html
中盤ぐらいに、まさにSE846の話題が書かれています。非常に勉強になります!
なので、AT-PHA55BTのモードBで出力インピーダンスをキャンセル(というかできるだけ低くする)という特性は、まさにBAイヤホンのために用意されたモードであり、SE846がAT-PHA55BTのモードBでスゴい、というのも理にかなっています。
逆に、モードAでSE846を鳴らした結果の感想を、前回のブログエントリで「ピークでリミッターがかかるような、窮屈でモヤがかかっているような感じ」と書きましたが、あえて出力インピーダンスを持たせてあるモードAでは、SE846は周波数によって鳴りやすい、鳴りにくいが顕著に表れた結果である、ということになり、自分の耳で感じたことが理屈と一致したことでとてもスッキリしました。
ただ、SE846とAT-PHA55BTの組みあわせで、一つの大きな問題が発生しました。
ノイズです。
簡単に言うと、AT-PHA55BT モードBでボリュームを下げていくと、サーとか、チリチリとか、ゴニョゴニョとか、曲調によって異なるのですが、はっきりとノイズが聞こえるのです。モードAではノイズは発生しません。
S/Nの程度問題だから、ボリュームを上げれば目立たなくなる、はその通りなのですが、例えば静かなイントロから始まる曲では「マジか」と思うほどはっきりとノイズが聞こえてきます。
この問題については、次のブログエントリで分析と、解決に向けてのアプローチをいたします。

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