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[Surface Pro 2017]Core i5とCore i7 ベンチマーク比較 (MacBook Proとも比較

Surface Proの最上位モデル (FKK-00014 Core i7/16GB/1TB) を購入し、今まで使ってきたミドルモデル (FJX-00014 Core i5/8GB/256GB) も手元にある状態ですので、それぞれベンチマークでの比較をしてみました。
せっかくなので、MacBook Pro 15インチ Late2016に bootcamp でWindows10 をインストールして比較してみたいと思います。
主流のベンチマークがわからなかったので、「ベンチマーク」と検索して上の方に出てきた、下記の4種類のベンチマークを実行してみました。設定などはすべて標準設定です。
PCMARK10
https://www.futuremark.com/benchmarks/pcmark10
ドラゴンクエストX ベンチマーク (通称ドラクエベンチ)
http://www.4gamer.net/games/222/G022239/20130621119/
ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマークhttps://jp.finalfantasyxiv.com/benchmark/
CrystalDiskMark 5.2.2
https://crystalmark.info/

Surface Pro Core i5 Surface Pro Core i7 MacBook Pro 15インチ Late 2016
PCmark10 3215 3729 3429
ドラゴンクエストX 1920x1080 最高画質 3500 6396 14392
ファイナルファンタジーXIV 1280x720 高品質 2309 3682 10389

PCMARK10は、Surface Pro Core i7 が一番良かったですが、大きな差ではありません。
ゲーム系のベンチマークは、別体グラフィックチップを搭載しているMacBook Proが圧勝なのは置いておいて、Surface ProのCore i5とi7で倍半分の差が付いているのは興味深いです。
どちらもCPU内蔵のグラフィックですが、Core i5 の「Intel HD Graphics 620」に対して、Core i7 の方が強化された「Intel Iris Plus Graphics 640」が実装されている分、倍の差が出ているのだと思います。
しかし、Core i7 モデルでゲームが出来るか?と言われると、個人的には厳しいかな、と思います。まぁ私はゲームを一切やらないので、出来る、出来ない、の基準を持ち合わせていないのですが…

Surface Pro Core i5 Surface Pro Core i7 MacBook Pro 15インチ Late 2016
Read [MB/s] Write [MB/s] Read [MB/s] Write [MB/s] Read [MB/s] Write [MB/s]
Sequential (Q= 32,T= 1) 1654 835.5 3281 1225 3073 2314
Random 4KiB (Q= 32,T= 1) 573.4 486.6 428.6 306.7 610.9 498.6
Sequential 1101 832.2 2182 1210 1429 1381
Random 4KiB (Q= 1,T= 1) 61.37 153.6 47.63 125.4 12.05 35.76

SSDのスピードを計測する「CrystalDiskMark」の結果は、Surface Pro Core i7 モデルが想像以上に善戦する結果となっています。爆速、といわれているMacBook Pro 15インチと同等レベルとなっています。
SSDは同じコントローラであっても、容量が大きいほどアクセススピードが上がる、というのは、Core i5 とi7 の結果からもわかります。Core i7 のシーケンシャルリードの結果は、まさに「爆速」です。
ここまではベンチマーク結果での比較ですが、実際に普通に使っていて、Surface Pro Core i5 モデルと Core i7 モデルのパフォーマンスの違いが認識できるか?については、結構わかります。
最初にSurface Pro を買おうと思った時、店頭で Core i5 モデルと Core m3 モデルのパフォーマンスの比較したことがあります。
Windows10 標準ブラウザ Edge 上で二本指ジェスチャーによる「戻る」や、3本指ジェスチャーでのタスクビューを実施すると、Core m3 モデルは少し引っかかる感じがしたのですが、Core i5 モデルは非常にスムースだったのを体感して、少々価格が高くても Core i5 モデルにしよう、と思った経緯があります。
同じ観点で、Core i7 モデルは、Core i5 モデルよりもさらにスムースなのです。まさにサクサクで、一切引っかかる感じがしません。Core i7 モデルをしばらく使った後、Core i5 モデルに戻るとそのパフォーマンスの違いがはっきりわかります。
ただし、Core i5 モデルも
170922_01_LR.jpg
ここの設定で「最も高いパフォーマンス」を選択すれば、Core i7モデルと差が縮まります。
Core i5とCore i7ではっきりとした差が出るのは、バッテリ駆動時間が一番長くなる「最大のバッテリ残量」モードで使っている時なのです。
ちなみに、Core i7 モデルを「最も高いパフォーマンス」モードで使っていると、常にファンが回り続ける状況になります。また、バッテリー駆動時間が一気に短くなります。おそらく3~4時間で空になります。賢い使い分けが必要です。Photoshop や Lightroom をバリバリ使う時だけパフォーマンスモードにして、それ以外はバッテリ残量モードにする、というような。
パフォーマンスに影響しているのかどうかはわかりませんが、16GB メモリについて。
例えば、このブログエントリを書いているときには、Evernoteアプリ、Photoshop、Lightroom、Edgeを10枚近く開いて、3本指のタスクビューで行ったり来たりしているときのメモリ消費量がこちら。
SurfaceProCorei7TaskManager_LR.jpg
すぐに8GBを超えてしまいます。ただ、アクセススピードが速いSSDが一般的になってからは、あまりメモリ搭載量に対するパフォーマンスの差は無い、という説もありますので、気分的な差だけかもしれません。
さて、MacBook Pro 15インチ、Surface Pro Core i5 モデル共に売却が完了しまして (購入していただいた方、ありがとうございます。)、完全にSurface Pro Core i7 モデルの1台体制となりました。
今はこのハイエンド Surface Pro に非常に満足しておりますが、今後使い続けていった時に、この心境にどういう変化があるのか?私自身も楽しみです。

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