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[Surface Pro 2017]モバイルバッテリーによる充電への挑戦 第二弾 完結

[Surface Pro 2017]モバイルバッテリーによる充電への挑戦 第二弾 #1で、RAVPower製のUSB Type-CモバイルバッテリーからSurface Pro 2017の充電に成功したのですが、現在は基板むき出しで、これではモバイルどころの話ではないので、きれいにケースに収めてみることにしました。
まずは、ゲットしたばかりのSurface Penを使って、簡単な設計図を書いてみました。(設計図、というほどではありませんが…)
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テキサスインスツルメンツ製の評価基板を収めつつ、出力電圧を、Surface Pro用の15Vと、仕事で使っているHPノートPC用の20Vを切り替えるためのスイッチをつけます。また、今の出力が何Vなのかを確認できるように電圧計を収める、という計画です。
ケースや電圧計は秋葉原の秋月電子で調達しました。
2時間ほどの作業の結果、こんな感じにできあがりました。
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プラ製のケースなので、加工は容易ですが、ミリ単位の加工精度が求められるので、想像以上に大変でした。
通電状態がこちら。Surface Pro用の15V出力時。
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20V出力時。
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今回の工夫はこの電圧計。Surface ProやノートPCに接続する前に出力電圧を確認できるので、間違った電圧で接続してしまう危険がなくなります。
実際の運用形態がこちら。RAVPowerモバイルバッテリーと今回のUSB Type-Cアダプタ、そしてUSB Type-CケーブルとSurface Proケーブルが必要なので、スマートな運用、とは言いがたい状態ですが、それでも電源がないところでSurface Proを充電できるので、役に立つケースもある、、、はずです。
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Surface Pro 充電中は15V 2Aで収まっているので、RAVPower モバイルバッテリー出力の定格内に収まっているようです。
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Surface Proへの給電は大成功、ですが、HP製ノートPCへの給電はうまくいきませんでした。
ノートPC電源OFF状態の給電であれば、20V 1.5Aで収まるのでなんとか給電し続けることが可能です。
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しかし、ノートPC電源をONにしてしまうと、消費電流が1.5Aを大幅に超えてしまうため、すぐにRAVPowerの過電流検知が働いて出力を止めてしまいます。
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つまり、HP製ノートPCへは、電源OFF状態でのノートPC内バッテリの補充しかできない、ということになります。
ちょっと残念ですが、将来、20Vで2Aクラスの出力が可能なUSB Type-C モバイルバッテリーが発売されれば、HP製ノートPCへの常時給電も可能になると思われます。
ということで、これにて「Surface Pro 2017をモバイルバッテリーで充電しよう」シリーズは完結、となります。個人的には満足のいく結果となりました!めでたしめでたし
追記:完成以来、一度もRAVPowerモバイルバッテリーや製作したUSB Type-Cアダプタを持って外出したことはありません。。。Surface Proのバッテリーが長持ちするので出番がないのです。。。

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