先日契約した 電気自動車 日産リーフ を、自宅で充電するための200V配線工事方法を決定するために、日産から工事を請け負っている電気工事会社の方が下見に来ました。
日産が推奨している電気自動車用普通充電の配線条件は、簡単に言うと
1. 室内分電盤から分岐無しの専用配線で屋外コンセントまで配線する。
2. ケーブル太さ2.6mm以上。(200V用エアコンやIHコンロは2.0mmを使うことが多い)
3. 屋外コンセントの横に手元スイッチの設置。(プラグ抜き差しの際はスイッチOFFを推奨)
詳細はこちら
http://ev.nissan.co.jp/LEAF/PDF/guideline_charge.pdf
屋外に100Vコンセントが設置してあっても、その配線は電気自動車用にはほぼ使えません。私は、2010年のマイホーム建築の際に、将来のEV/PHEV時代を見据えて「屋外コンセントに200Vが配線できるようにしておいて」という条件を付けていましたが、当時は上記のような詳細なガイドラインがなかったため、専用配線でもなければケーブル太さも足りず、結局電気自動車には使えない、ということになってしまいました。
つまり、室内分電盤から屋外に配線を引っ張り出す方法を探すために、電気工事会社に方が下見に来た、ということになります。文字で書くと簡単に思えますが、実は1週間前に一度下見していただいた時の結果は「屋外に配線を引っ張り出す手段が見つからない」という絶望的なものでした。
ヘーベルハウスは高耐震、高断熱の作りのため穴を開けずにケーブルを外に出すルートがなく、しかも外壁に穴を開けてしまうとメーカ保証がなくなってしまう可能性があるため、ヘーベルハウスと相談ということになりました。
ヘーベルハウスの躯体、電気工事担当部署から、電気工事会社に連絡してもらった結果、ソリューションが見つかったということなので、今回の下見でリベンジ、ということになりました。。リベンジ出来なかった場合、自宅での充電は諦めるということになります。。それは避けたい、、、
ヘーベルハウスが提案してきたソリューションは、配電盤から200V専用ケーブルを風呂場の壁の内側を通し外壁の横まで配線します。
外壁に30mmくらいの穴を開けてケーブルを外に出します。(外壁に開ける穴は50mm以下であれば保証に影響がないそうです。)外に出したケーブルを基礎(土台)の通気口から床下に引き込みます。
床下に入れたケーブルを家の正反対側の通気口から出して、専用コンセントを設置します。全ケーブル長は10~15mとなる見込みです。
通常の家の構造であれば、配電盤からケーブルを直接床下に落とせるのですが、床にも1面ALC(軽量コンクリート、ヘーベル板)が貼ってあるため直接床下にアクセスできない。なので、一度外壁横から外に出して、それを再度床下に入れるという回りくどい方法しかない、と言うわけです。
床下へのアクセスも、点検口の数が限られており、しかも人が入ることができないので、このような感じで作業することになると思います。
工事見積もりの結果は、14万円弱。高い。日産の営業さんもこの価格に少しビックリしていました。ただし日産販売会社のキャンペーンで工事費用を上限15万円まで補助してくれるので、私の持ち出しは0円です。(この工事費用補助も、今回のリーフ契約の理由の一つです)
工事は4/16、納車は4/18に決まりました。
[日産リーフ]普通充電用 200V配線工事方法の検討