前回のブログエントリで、iPad mini について「個人的には使い続けていく価値無しと判断。もう少し使い道を模索してみる。」と消極的な事を書きました。
一時は、一度も充電しない状態のままヤフオク行きかなと思っていましたが、ちまたでは品薄で手に入りにくい中、幸い発売日当日に手に入ったことだし、もう少し使ってみようかと思いなおし、私にとっての使い道を模索してみました。
まず自宅では、無料化で話題となった「ブラックジャックによろしく」を iPad mini で読んでみました。iPad mini はマンガ単行本より一回り大きいサイズですが、片手で楽々ページ送りが出来るので、もうすぐ4ヶ月になる息子をおんぶして部屋の中をウロウロしている最中でも、苦無く読むことができます。
私は恥ずかしながら、書籍は××大賞などを受賞して話題になったものしか読まないし、マンガも自分で買ってまでは読まないので、電子書籍なんて自分には無縁だ、と思っていましたが、iPad mini の読みやすさであればまた本を読んでみても良いかな、と思わせるだけの利便性を感じることができ、無料の「ブラックジャックによろしく」には感謝です。(無料でないと電子書籍は試さなかったと思う。)
この流れで行けば、次は通勤途中の電車の中で試してみます、ということになると思うのですが、以前も書いた通り、私は電車通勤ではなくクルマ通勤です。しかも片道2時間というヘビークルマ通勤組。となると、往復で一日の 1/6 を過ごすクルマの中(文字で書くとすごく無駄な時間に感じます)で iPad mini を使えないか、という思考になるわけです。
運転中はもちろんのこと、信号待ちで停車中の車内で、助手席に置いてある iPad mini に手を伸ばすことは危険な行為です。以前より私は車内で iPhone を安全に使う為に、こちらに書いたように、ステアリングホイールに iPhone を固定していました。
iPhone と同じように iPad mini をステアリングホイールに固定することは出来ないかと、いろいろ考えたり固定用パーツを探してみたところ、ありました。ビートソニックという会社が発売しているスマホ・ナビ設置グッズ Q-Ban Kit シリーズです。
今回、iPad mini をステアリングホイールに固定するために選んだパーツは、スタンドが QBL7 、固定ホルダーが QBA35 です。
これらのパーツについて、ビートソニックのホームページでしか情報が得られなかったので、本当に iPad mini を固定できるのか?ステアリングホイールにしっかり接着することができるのか、など分からないことだらけでしたが、ギャンブルのつもりで買ってみました。
ホルダーとスタンドは、L型フックと呼ばれるフックで固定されます。単なるフックだと逆さにしたときにポロリと外れて落ちてしまいますが、引っかかる爪がありフック自体もガッチリ嵌合(かんごう)するので、逆さでも外れてしまうことはありません。(逆に外す際には、予想以上の力が必要)
iPad mini もガッチリ固定することができました。アームのバネの力が強く、脱着の際 iPad mini に傷が付きそうで心配になりますが、アーム先端はゴムで保護されているので、アームによって iPad mini に傷が付くことはなさそうです。
ホルダー、スタンド共に樹脂製なので、耐久性が心配です。粘着テープは大手の3M(スリーエム製)なので、それなりの接着性能はありそうです。
iPad mini とのマッチングが確認できたので、早速クルマに乗り込み、ステアリングホイールへ装着してみます。
もともと iPhone を固定していたホルダーを取り外します。
残った接着ノリや汚れは無水エタノールで念入りに拭き取ります。無水エタノールはカメラのレンズ面の脱脂や消毒などにも使えるので非常に便利で、私はこのようなポットに入れて常備しています。無水エタノールは薬局で 500ml 1000円くらいで購入できます。
ホルダーの位置合わせをしてみると、縦方向で少しはみ出すので、はさみで少しずつ切りながら調整します。粘着面の樹脂は柔らかい素材なので、はさみで切ることができました。
粘着面が少し余りましたが、とりあえずガッチリ固定出来てます。手では容易にはがれない位、協力に粘着しているように感じますが、しっかり粘着するまでに 24時間ぐらいは放置した方がよさそうです。
完成。思ったよりもガッチリ固定されており、加えて iPad mini の重量であれば、このままの状態で走行しても脱落することはないと思います。iPad mini の向きはスタンドのボールジョイントで自由に決められますが、ジョイント含めすべて樹脂製なので、どんなにしっかり固定しても完全に動かなくなるレベルにはなりませんし、やりすぎてしまうと、ボールジョイント部分のネジがバカになってしまうと思います。少なくとも走行中の振動で iPad mini の角度が徐々にずれていってしまうことはなさそうです。
ただし、走行中に万が一 iPad mini が脱落すれば、その瞬間よそ見運転となり大変危険ですし、そもそもステアリングホイールにこのようなモノを付けて走行すること自体、道交法の視点からどうなのか?も不明ですので、やはり停車中、エンジン停止中の使用に限定すべきだと考えます。
ただし従来サイズの iPad は大きく重くてこのような使い方は出来なかったでしょうし、あくまで iPad mini の使い道の可能性を示したまで、と解釈していただければ幸いです。
なお、iPad mini の後に写っている iPhone5 を固定しているホルダーも、同じビートソニックの QBA45 、スタンドは、QBL6 です。すべて Amazon で購入可能です。
iPad miniの使い道を模索中~ステアリングホイールに固定してみた