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モバイルバッテリ TL160K で Retina MacBook Pro を充電してみた #1

前のエントリで、Retina MacBook Pro や MacBook Air と、純正 AC アダプタの組み合わせにおける、充電電流の制御について調査しましたが、今回は、モバイルバッテリ TL160K で MacBook を充電した場合の充電電流について調べてみました。
充電ケーブルは、前のエントリで紹介した、海外から購入した非純正のケーブルとなります。
Retina MacBook Pro に TL160K を接続した時のシステムプロファイラがこちら。
120915_Retina_TL160K_LR.jpg
TL160K + 非純正 MagSafe コネクタを接続すると、Retina MacBook Pro は一番大きな 85W ACアダプタが接続されたと認識してしまっています。
前のエントリで、Retina MacBook Pro に 85W ACアダプタを接続した場合の消費電流は、4A 以上ということがわかっています。
対して、TL160K の出力可能電流は、12V時4.0A、16V時3.5A、19V時3.0A です。
つまり、TL160K + 非純正ケーブル で Retina MacBook Pro を充電しようとすると、TL160K が供給可能な電流を大幅に超えてしまうため、TL160K の保護機能が働いて、給電を停止してしまうと考えられます。
MacBook Air の場合は、85W ACアダプタを接続したとしても、2A程度の消費電流ですから、TL160K でも問題無く供給することが可能です。
結論
TL160K + 非純正 MagSafe ケーブル では、85W ACアダプタで動作する MacBook (例えば、Retina MacBook Pro) は充電することができないが、45W ACアダプタで動作する MacBook (例えばMacBook Air) は充電可能である。
この辺、HyperJuice はどうなっているでしょうか?
HyperJuice のスペックを確認してみると、出力電流は「定格:3A 最大:4.5A (20℃条件)」とのことですので恐らく問題無いと思われますが、ギリギリです。
案の定、HyperJuice (60Wh) で Retina MacBook Pro を充電しようとしたら、途中で停止してしまう、という報告も上がっているようなので、恐らく消費電流が大きすぎて供給がストップしてしまうのではないかと思われます。
1-QLICK » HpyerJuiceからMacbook Pro Retinaに充電する方法
http://wp.masa5216.net/archives/3429
このまま黙っている訳にはいかないので、思い切った実験をしてみました。次のエントリで。

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