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Retina MacBook Pro の SSD を載せ替えてみた

前のエントリで、新しく購入した Retina MacBook Pro の SSD が 256GB であることを書きましたが、そもそも今回、Retina MacBook Pro を買い換えた一番の理由が SSD の容量不足だったはずなのにどうして?
タイトルにも書きましたが、自分で SSD を載せ替えちゃいました。
MacBook Pro Retina モデル内蔵の SSD は汎用タイプではないので気軽に容量アップはできませんが、Retina MacBook Pro 専用の SSD というのが売られているのでそれを購入して自分で載せ替えることが可能です。ここここで Retina MacBook Pro 専用の SSD というのが売られていますが、どちらもそれなりの価格です。私は、ヤフオクで多くの Apple 純正 SSD を出品していた中国の方から、768GB を直接 55,000円で購入しました。ぶっちゃけ、本当に届くのか、偽物が届くんじゃ無いか、とヒヤヒヤでしたが。
こちらが中国から EMS で届いた Retina MacBook Pro 専用の 768GB SSD モジュール。
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本当に Apple 純正品のようです。さすがの中国でもこの短時間に ( Retina MacBook Pro は6月発売開始 ) これほどまで完成度の高いコピー品は造れないでしょう。エッジの部分にコネクタ接点の跡がついているので、一度 Retina MacBook Pro に搭載されているものを抜き取ったと推測。しかしオンライン Apple Store の BTO でも、256GB→768GB で 88,000円上乗せなのに、どうしてこんなに安く売ることができたのか、真相は謎。売人にあえて質問するのは止めました。
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基板いっぱいにフラッシュメモリが実装されてます。それでも汎用 2.5インチサイズの SSD より驚くほど小さいです。
あとは自分で Retina MacBook Pro を開腹してこの SSD モジュールを載せ替えるだけですが、Retina MacBook Pro を開けるにはペンタローブスクリューという特殊なドライバーが必要なので、これは秋葉館で購入しました。1380円。
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早速作業開始。
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裏蓋を固定している 10本のネジを外します。位置によってネジの長さが異なるので、外した場所の近くにネジを置くようにします。ネジはそれほど高いトルクで締まっていないので、手だけで簡単に緩みます。
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10個のネジをはずすと裏蓋が外れます。ネジ以外、別の爪などで引っかかっていません。
Mac の中身を見るたびに、見えないところにも気を配るレイアウトだなぁと感心します。まさに機能美、です。そして、はんだ付けなどの品質も中国生産と思えない位、高い。
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こちらが今回載せ替えの対象となる 256GB SSD モジュール。トルクスネジ1本で固定されています。
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SSD モジュールを取り外すので、念のためバッテリコネクタを外して数10秒待ちます。
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256GB と 768GB SSD モジュールの外観比較。
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容量が3倍違うのに、搭載されているフラッシュメモリの数は3倍ではありません。ただ、レイアウトが異なるので全く別の基板設計であることがわかります。
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768GB SSD モジュールを装着して完了です。バッテリコネクタを元に戻して、裏蓋を戻して終わりです。全工程10分の作業でした。
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電源を投入すると、起動ディスクが見つからないという「?」のマーク。中国語の MacOS が立ち上がってくるのでは無いかという期待?があったのですが、さすがに SSD の中身は完全初期化されていました。
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Cmd+R で立ち上げ直して、インターネットリカバリを実行。その後はこちらに記載の手順でディスクユーティリティを起動して初期化。
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きちんと 768GB の領域が認識されています。あとは MacOS をリカバリして完了です。
CPU 2.6GHz、メモリ16GB、SSD 768GB の Retina MacBook Pro は、BTO で購入すると 300,401円ですが、今回私は、本体170,000円 + 768GB SSD 55,000円 = 225,000円でゲットできました。75,400円のディスカウント。
今使っている 標準構成の MC975J/A が14万円で売却できたとすると、差額 85,000円で、CPU とメモリと SSD が倍増できたことになります。これが高いか安いかは微妙な所ですが…。もちろん1年保証は無効となってしまったかもしれませんが、別にどこかの封印を切ったわけでもな(以下自粛)
256GB と 768GB SSD のベンチマーク比較などは次のエントリで。

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