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MacBook Pro Retinaモデルのモニタをキャリブレーションしてみた

先日ゲットしたMacBook Pro Retinaモデルのモニタをi1Display Proでキャリブレーションしてみました。i1Display Proの詳細についてはこちらから。
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設定は、白色LED、白色点はD65、輝度・コントラストは固有値。システム環境設定の解像度設定は、Retinaディスプレイ最適値(1440x900)に設定しました。
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キャリブレーション中。約8分で完了します。
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キャリブレーション結果。輝度は120cdとなるように最高輝度から5段下に設定しました。
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なお、標準だとシステム環境設定の「輝度を自動調整」がONになっており、その状態でキャリブレーションすると結果が安定しなくなりますので、必ず輝度の自動調整機能はOFFにしてください。
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キャリブレーション後のガンマカーブを見ると、MacBook Pro Retinaモデルのモニタは素性が良く非常に優秀であることがわかります。27インチiMacでもここまでまっすぐなカーブではありませんでした。以前測定した27インチiMacのガンマカーブはこちら
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白色LEDバックライトなので広色域でないことはわかっていましたが、予想通りsRGB相当の色域です。白色LEDバックライトでの広色域表示はやはりなかなか難しいようです。ただ通常の使い方において広色域は必要ありませんし、なにより素性の良いモニタですのでそちらの方に喜ぶべきです。
ということで結果。
MacBook Pro Retinaモデルはキャリブレーション必要なし!
私が知る限り、MacBook Pro Retinaモデルはキャリブレーションの必要が無い初のMacだと思います!
今までのMacは、プロファイルを切り替えてキャリブレーション前後を比較すると、まったく違う色味であることが見て分かりましたが、MacBook Pro Retinaモデルではそこまでは大きな違いがないのです。若干コントラストの違いはわかりますが、それは決して大きな違いではありません。
キャリブレーション結果だけでなく、やはりIPS方式の液晶パネルなので特に写真を見たときの表示品質が、今までのMacBookのそれと比較して雲泥の差です。しばらくMacBook Pro Retinaモデルを使った後、MacBook Airを使うと、その差に愕然とするほどです。
Retinaによる超高解像度に関係なく、このMacは写真を趣味にしている人すべてにオススメします!!

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