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MacBook Pro Retinaモデルに思いを馳せる

結局、ヨドバシ.com販売開始直後に購入したMacBook Pro Retinaモデルは出荷されませんでした。購入した時点では確かに「出荷予定日6/13」となっていましたが、実際の入荷台数が相当少なかったのでしょう。
Twitterなどで調べてみると、ヨドバシのリアル店舗にMacBook Pro Retinaモデルの展示機が届いたのは6/13夕方頃。ある店舗では、展示分あわせて2台しか入荷しなかったそうで、1台は展示にもう一台は予約先頭の人に渡ったようです。
ネットショップ(ヨドバシ.com)への初回入荷台数は知るよしもありませんが、販売開始直後にポチッたので自分の順番は相当上の方だと自負していたのに、そうでは無かったということなのでしょう。
去年7月、発表直後のMacBook AirとMac miniを購入した際は、たまたま仕事が休みだったことも手伝って朝一番にリアル店舗に予約、無事手に入りましたが、今回は仕事を理由に少し手を抜いてしまったのが仇となってしまいました。
Twitterなどを見ていても、MacBook Pro Retinaモデルの展示機をさわった人たちはのきなみ、Retinaディスプレイについて驚いたという感想を持っているようです。すでに新しいiPadを持っている人はRetinaが身近になっているので感動も薄れるようです。昨日の時点で、ヨドバシカメラのほとんどすべてのリアル店舗に展示機が配備されたようですから私も見に行きたいと思う反面、自分の手元に届いたときの感動のために我慢するべきか、難しい判断を迫られている状況です。MacBook Pro Retinaモデルが自分の手元に届くのが1ヶ月先とかいうことにならなければ、という前提ですが。
こんな超品薄な状況のなか、MacBook Pro Retinaモデルのレポートも少しずつ上がってきていますね。私が気になっていたのは、Retinaディスプレイ2880x1800という広大な解像度の使い方です。今までのMacOSの考え方だと、解像度が上がれば上がるほどデスクトップが広がり、多くのウインドウを並べることが出来るようになり、Webページがより広く表示出来るようになる、と同時に、フォントサイズやアイコンサイズは小さくなり見にくくなる、ということになります。つまり、解像度を上げたらパネルサイズも大きくしないと使い勝手は悪くなります。
しかし、今回のRetinaディスプレイは2880x1800ピクセル。これは、27インチiMacの解像度(2560x1440)よりも上です。27インチiMacの表示を15インチのMacBookにギュッと押し込んでみたところを思い浮かべてみてください。フォントやアイコンも一緒に縮まってしまって、細かすぎて見づらくなるだろうことは容易に想像できますよね。
実はこの問いかけに対する答えはすでに新しいiPadで出ています。新しいiPadは従来のiPadの1024x768ドットから、Retinaディスプレイになったことで縦横倍の2048x1536ドットとなりましたが、フォントサイズやアイコンサイズは従来のiPadから変更されませんでした。新しいiPadは、大幅に向上した解像度をデスクトップを広くするために使うのでは無く、フォントやアイコンをより細かく綺麗に表示するためだけに使ったのです。この考え方は今までのパソコン用OS(MacやWindows)ではない考え方です。だからRetinaディスプレイがMacOSXで動くMacBook Proに搭載された場合、一体どのような見せ方をするのかに大きな関心がありました。これについて書いているブログを見つけました。
MacBook Pro with Retina displayのスケーリング解像度機能が凄い! - MACお宝鑑定団 blog(羅針盤)
http://www.macotakara.jp/blog/index.php?ID=16845
MacBook ProはRetinaディスプレイを、今までの概念のまま2880x1800のデスクトップとして使わせるようなことはしていません。それどころか、2880x1800という高解像度を活かして、5つのデスクトップサイズにスケール変更して表示することを可能にしています。従来のディスプレイでは、本来の解像度以外に設定すると全体がぼやけてしまい、とても使える状態ではなくなってしまっていましたが、MacBook Pro Retinaモデルではそんなこともないようです。(上のブログの記事では少しぼやけて見えるという風にも取れますので、自分の目で要チェックです。)
また、Retinaディスプレイ対応ソフトウェアを使うと、必要な場面でドットバイドットの表示ができるようになるようで、例えばデジカメで撮った6000x4000ピクセルというような巨大な画像ファイルをドットバイドットで今までより大きく正確に見ることができるようになるようです。
次に、MacにBootcampでWindowsを入れている人なら疑問に思うこと。MacBook Pro RetinaモデルにWindowsを入れたらどのように表示されるのか?についても、すでに試した人がいます。
Retina MacBook ProにWindows 8インストール成功、しかも簡単だった
http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/093/93360/
当然ながらMacOSXのようにスケール変更機能などは用意されていませんから、まともに表示してしまうと米粒のようなアイコンサイズになってしまっています。Windowsの設定で解像度を下げてしまうと、ガタガタの表示になってせっかくのRetinaディスプレイが台無しでしょうし、解像度そのままでフォントサイズやアイコンサイズの変更でどこまで使えるレベルまで追い込めるかがポイントかもしれません。Windowsメインで使おうと思っている人はRetinaモデルは選ばない方がいいかもしれませんね。
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NEX-7 + 24mm F1.8 ZA

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