家電

村田製作所の社内ベンチャー商品「ポケットQ」ゲット

村田製作所の社内ベンチャー活動「マンゴープロジェクト」が開発したマッサージグッズ「ポケットQ」を購入してみました。この商品そのものに興味があったわけではなく、社内ベンチャー活動で開発した商品っていう背景に興味を持ちました。
社内ベンチャー活動「マンゴープロジェクト」による「ポケットQ」の販売開始について 2011年 村田製作所
http://www.murata.co.jp/new/news_release/2011/1130/index.html
この「ポケットQ」は、村田製作所が昔から電子部品として販売している「ポジスタ」を使っています。我々電子エンジニアにはおなじみの部品で、主に温度センサーとして使われることが多いのですが、この「ポケットQ」ではセンサーとしてではなく、発熱体として利用しているそうです。
価格は、楽天市場で1,980円+送料でした。
SDIM0676_SPP_LR.jpg
SDIM0677_SPP_LR.jpg
外箱、パッケージングは、100円ショップに売ってそうな(失礼!)貧弱な印象です。
SDIM0678_SPP_LR.jpg
SDIM0679_SPP_LR.jpg
マニュアルも、手作り感が漂う感じで、近年では珍しい趣があります。
SDIM0680_SPP_LR.jpg
ポケットQ本体は、アルミ削り出しの頑丈な作りで、これで1,980円なら納得できる出来映えです。
SDIM0684_SPP_LR.jpg
電池が収まる奥にプリント基板があります。プロジェクト名「MANGO」の文字が見えます。
SDIM0681_SPP_LR.jpg
SDIM0685_SPP_LR.jpg
電源を入れると、先端部分が赤く光り、発熱体の部分がすぐに暖かくなってきます。赤の光は発熱部品「ポジスタ」とは無関係で、単にLEDが点灯しているだけですが、この発光のおかげで電源を切り忘れることはありません。
先端の発熱具合は、10秒ほどでほんのり、30秒ほどで暖かく、1分ほどで熱くなりますが、触れないほどではなく、それ以上加熱することもありません。また、マッサージする部分にあてるとピークの温度からは幾分冷めて、程よい温度を保ちます。
マッサージする部分を暖めるというのは気持良いしお灸の効果もあるのでしょうけど、個人的には少し温度が低いかな、と。グリグリと連続してマッサージしていると先端はドンドン冷めてしまうため、熱による刺激を強めるには少し間を置いて温度を上げてあげないといけません。熱さの感じ方は個人差があるため、全員を満足させるためには温度調整機能が必要だと思います。
結論は、私にとっては、アルミ削り出しの高級ツボ押し棒、おまけで先端が少し暖かくなるよ、というレベルの商品でした。
アルミ削り出しとはいえ単なるツボ押し棒に1,980円は高いと思いますが、マンゴープロジェクトと、そういう面白いプロジェクトを後押ししている村田製作所を応援する意味で1,980円を払ったんだ、と考えるようにします。

-家電