3月6日から11日の予定で北米デトロイトに出張で行ってきました。昨年11月に中国/韓国、今年1月には台湾に出張に行っていますから、2ヶ月に1度海外に行っていることになります。しかし、今回の出張は過去2回の出張とは大きく異なります。何が違うかというと…
前菜とシャンパン
そしてメイン。
そうです、成田ーシカゴ間往復ビジネスクラス。出張の疲れが癒されます。
良いことばかりではありません。デルタ航空のシカゴーデトロイト便がフライトキャンセル。次の便に振り替えてもらうも、シカゴで7時間待ちぼうけ。日本の自宅を出発してからデトロイトに到着するまで24時間かかりました。
デトロイト空港に着いたのが現地時間の午後4時。すぐに上司のクルマである場所に向かいます。それは…
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人生初のNBAバスケットボール観戦!デトロイト・ピストンズのホームゲーム。ワシントン・ウィザーズとの試合でした。
試合自体も盛り上がりましたが、ハーフタイムのショーがとにかく楽しい。入れ替わり立ち替わり、いろんな人が出てきては踊ったり、おどけたり。子供たちも大喜びです。
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これ、屋外じゃないですよ。日本じゃ消防法がどーのこーので、こんな演出できませんよね。
北米に到着してすぐにこれぞアメリカ!を堪能し、ホテルにチェックインしたのは、日本を出発してから30時間経っていました。飛行機の中で少し寝ているとは言えさすがにグッタリ。熟睡したおかげで時差ボケを回避できました。
3月9日水曜日、ホテル近くのショッピングモールの中にあるApple Storeへ。iPad2の北米発売を11日午後5時に控え、展示機があるかもしれないと期待していたのですが、あったのは立て看板のみ。
3月10日木曜日AM4:50に現地ホテルをチェックアウト。3月11日午後3:00成田到着の予定が少し早まり、午後2:30着。成田空港のパスポートコントロールで出国審査待ちの列に並んでいた時。あの瞬間、午後2:46。
しばらくガタガタと揺れたかと思ったら今まで経験したことのない揺れ。立っているのがやっと。天井からぶら下がっている大型モニタが頭に落ちてくるんじゃないかととっさに立ち位置をずらす。女性の悲鳴が響いて辺りは一時騒然としましたが、揺れがおさまると何故か外国の方々から拍手が。自分が無事だったことを喜んだのかなんなのかわかりませんが。
生まれて初めての猛烈な揺れで心臓ドキドキしつつ出国ゲートを通り、荷物を受け取る頃には成田空港は平静を取り戻していました。あの揺れ(成田市は震度6弱)で壁や天井が崩れなかったのは、さすが日本が誇る国際空港って所でしょうか。
あの大きさの地震ですから、成田空港を出発する電車はすべてストップ。私はANAお帰りハイヤーサービスを予約してあったので、すぐにハイヤーに乗り込み成田空港を出発することができました。ハイヤーに乗りこむ直前にも巨大な余震。午後3:15。外でバスを待っていた数100名の中国人の方々がパニックになってました。
ハイヤーで成田空港を出発するも、高速道路、首都高は完全閉鎖。下道で自宅の横須賀を目指します。下道は高速道路を追い出されたクルマやトラックで、これまた経験したことが無いほどの大渋滞。
午後10:30、羽田空港に到着。トイレ休憩。羽田も自宅に帰れない人であふれかえっていました。そんな中、ハイヤーで帰っている自分が少し申し訳ない気もしたり。ハイヤーの運転手さんは関東地方のほぼすべての道を知っているようなベテランさんで、少しでも渋滞していない道を選びながら走ってくれました。
高速道路に乗れたのは横浜横須賀道路区間のみ。自宅に到着したのはAM3:30。成田から丸12時間、北米のホテルを出発してから33時間かかりましたが、こうやって自宅に帰ってこれただけでもありがたい。自宅に帰れなかった人が大勢いらっしゃいましたし、後に聞いた話では、フライトがあと20分遅れていたら成田に着陸できずに、関空や中部に着陸することになったそうです。そうなっていたら2~3日は自宅に帰れなかったでしょう。
そしてなにより、この地震と津波で東北地方の多くの方が被災されています。被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
北米出張~帰国直後の東北地方太平洋沖地震