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Sandy Bridgeマシン フリーズ現象発生

先日構築したSandy Bridgeサーバに、PT2を2枚ぶっ挿して8ch同時録画~!とか喜んでおりましたが、同時に原因不明のフリーズ現象に直面。
PT2を2枚で8ch同時録画している状態でしばらく放置していると、リセットやブルーバックとかではなく、Windows画面のまま文字通りフリーズしてしまいます。マウス、キーボードは効かず、なんとハードウェアリセットボタンも効かないため、電源ボタン長押しで強制電源OFFしか為す術がありません。
8ch同時録画でも再現性はそこそこ高いのですが、10分でフリーズすることもあれば、1時間近くがんばることもあり、不具合発生までの時間にはばらつきがあります。いろいろ試したところ、EPG取得(番組表取得)を実行した場合、確実に数分でフリーズすることがわかりました。
このフリーズ現象、過去に経験があります。そのときはメモリーモジュールの不具合(故障)でした。そこで、memtest86+というソフトウェアで全メモリー領域のテストを実施。数時間、計3周回しましたが、No Error。
次に疑うべきは、どちらかのPT2が壊れている可能性。1枚ずつ挿入し、EPG取得を実施するも、どちらのPT2でもフリーズは発生せず。この不具合はPT2を2枚同時に使ったときにだけ発生することが判明。
次は、3つあるPCIスロットの位置の相性。3つのPCIスロットに、2枚のPT2を、3つの挿入組み合わせ(上中、中下、上下)で試しましたが、いずれの組み合わせでもフリーズが発生。
PCIスロットを2つ占有すると発生する不具合なのかもしれないと考え、次に試したのは、PT2 1枚とPCI LANカード(Intel PRO/1000MT Desktop Adapter)の組み合わせ。PT2でEPG取得しながら、PCI LANカードを使ってファイルコピーをしていると、フリーズ。
PT2を外し、PCI LANカード単品でファイルコピーしてもフリーズ発生せず。
ここまでの結果、PCIスロット2つ以上の同時使用でフリーズが発生することはほぼ確実。さらにそれを確実にするために、PCI-e x1のLANカード(Intel Gigabit CT Desktop Adapter)をAmazonで購入。3500円。Intel純正LANカードも安くなりましたねぇ。1000MTカード、2004年当時、1万円くらいで購入した覚えがあります。高かった。
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上がPCI。下がPCIe。PCIの方は7年使ってトラブル無し。何はともあれ、LANカードはやっぱりIntel製に限ります。

PCI-e x1スロットにLANカード、PCIスロットにPT2 1枚。で、ファイルコピーしながら、EPG取得。全く問題無し。
<結論>
Intel製マザーボード DH67CL のPCIスロットは2つ以上の同時使用で不具合(フリーズ)発生。(私のだけ?)
ちなみに、Sandy Bridge用チップセットP67/H67 Expressシリーズから、PCIスロットのサポートが無くなり、PCIスロットは、PCI-e x1からPCI-e to PCIブリッジチップを使って変換されています。DH67CLでは、3つのPCIスロットを1つのPCI-e x1で共有します。そもそもこのアーキテクチャが成立しているのかどうかはわかりませんが、おそらくこのブリッジチップの不具合ではないかと、私は考えています。
ここまで原因切り分けが出来たのであれば、通常すぐにでも良品交換を依頼するところですが、既報の通りSandy Bridgeチップセットの不具合のせいで、現在ブツが流通していません。ただし、チップセット問題解決済みのマザーボードが用意されれば自動的に交換となりますから、私の不具合に関する説明の手間はかからず交換してもらえるってことで、結果的に良かったです。
マザーボード交換までは、PT2 1枚で運用していこうと思います。ちなみに、不具合チップセットでSATA 6ポートフルに使って24時間サーバ運用しておりますが、SATA 2~5ポートの不具合は今のところ確認できていません。
ところで、問題解決済みマザーボードへの交換はいつ頃になるのでしょうか。Intelからも、代理店のシネックスからも、何のリリースも発表されませんけど?

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