新MacBook Airは、AdobeのFlashプラグインがインストールされない状態で出荷されているのは、ちょっと前に話題になっていました。
米Appleが新製品からFlashプラグイン排除、将来的にはJavaも削除か | パソコン | マイコミジャーナル
新 MacBook Air は Flash 非搭載、要自前インストール
Steve JobsのFlash嫌いは有名な話ですので、強硬手段に打って出たなぁと思っておりましたが、そんな好き嫌いでは語れない事実?が明らかになってきました。
Flashを削除すると駆動時間が伸びる!? - MacBook Airでの実験が話題に | パソコン | マイコミジャーナル
Flashで、バッテリー2時間減少:MacBook Airテスト | WIRED VISION
FlashプラグインをインストールしたMacBook Airで、Flashが埋め込まれたWebページを閲覧すると、バッテリ持続時間が約30%減少するとのこと。
Flashが埋め込まれたWebページが重いことは周知の事実ですが、比較的非力なCPUを搭載しているMacBook Airにとって、その負荷は無視できないレベルであるどころか、バッテリ持続時間の30%も減少させてしまうほどのインパクトがあった、ということなのでしょう。
AppleがMacBook Airのバッテリ持続時間のカタログ値表記を少しでも良く見せるために、Flashプラグインをインストールせずに出荷することに決めたかどうかという政治的な話はいったん置いておいて、もともと5時間しか持続しないMacBook Air 11インチのバッテリが、たかがFlashごときで30%も短くなってしまうのは無視できないので、その対策を考えてみます。
一番手っ取り早いのは、MacBook AirにFlashプラグインのインストールをやめることです。ただ、Flashが動作しないと何もできなくなるWebページが多数あることも事実ですし、事実iPadやiPhoneを使っていると困る場面も少なからずあります。
個人的にはWebサイトのトップページに「Flashプラグインをインストールする必要があります」というメッセージだけが表示されるサイトは、それだけでもう来たくなくなりますが。
それであれば、とりあえずFlashプラグインをインストールしておいて、必要な時だけ動作させるようにすればいいってことで、少し調べてみたら便利なツールがありました!
ClickToFlash Safari extension
http://hoyois.github.com/safariextensions/clicktoflash/
Flashの動作をブロックして、必要な時にだけ動作させることができるSafariのエクステンションです。
ダウンロードしてインストールすると、Safariの機能拡張に追加されます。SafariにもFirefoxのアドオンみたいな「機能拡張」というプラグイン機能があること自体、知りませんでした。
特に設定を変更しなくても動作しました。
Yahooのトップページを開いてみます。
本来、Flashが動作する部分がブロックされます。「Flash」と表示されているところをクリックすると
普通に動作し始めます。
このときのCPUの負荷率をアクティビティモニタでチェックしてみます。
まずはFlashブロック
Flashを動作
MacBook Air 11インチだと、こんな小さなFlash1つでもCPU負荷率は数10%もUPします。これが2,3つあるようなWebサイトはゴロゴロしていますから、MacBook AirにおいてFlashをブロックする効果は大きいと思います。
MacBook Air 11インチでFlashをブロックする