2009年11月に購入したiMac 27インチ(Core2Duo)を満足して使っておりましたが、マイホームが完成し引っ越しが終わって1週間経過しても、引っ越しの際に梱包した運送用の箱から取り出せずじまい。その理由は、iMacを置く場所、置く机がないこと。今までiMacを置いていた数10年前の木製の机は、新居のリビングには似つかわしくないと言うことで引っ越しの際、処分してしまいました。
iMac購入当初から、Macはおしゃれだから良いけどそれにしてもこのiMacは大きすぎるんじゃないか?と、27インチの大きさを懸念する意見を奥さんからもらっていましたが、ずっと聞き流してきました。しかし、引っ越しを機に新しい机を買うにあたり、「また、あの大きなMacを置くの?」と嫌みに近い言葉をもらい、さらにはあんなMacを置くなら机は買いたくない、と言い出す始末。この時点で、iMac 27インチとはお別れしないといけないかなー、と思い始めました。
奥さんが、「前使ってたMacのノートが良いんじゃない?」と。前使っていたMacのノートといっても、15インチMacBook Proは2台、13インチMacBook ProとMacBook Airを1台ずつ(多すぎますね…)使ってきていますので、どのタイプのノートかわかりませんが、見栄えや省スペース性からノートタイプなら奥さんに許容してもらえることがわかり、早速買い換えの検討を始めました。
タイミング良く、2010年4月15日にCorei5/7シリーズが搭載されたMacBook Proが発表されたばかり。CPUのアップグレードに関してはあまり興味の無い私ですが、今回のMacBook Proのアップデートでは、15インチモデルで高解像度液晶パネルをオプションで選択することができるようになったことは、非常に大きなアドバンテージでした。この半年間、iMac 27インチの超高解像度液晶パネル(2560x1440)に慣れてしまった目には、従来までのMacBook Pro 15インチに搭載されている1440x900の液晶パネルでは満足できなくなっています。MacBook Pro 15インチで高解像度液晶パネルオプションを選択すると、解像度が1440x900から1680x1050となります。縦横200ピクセル程度の増加ですが少しでも広い方が良い、ということで、もしMacBook Proを購入するならこのオプションは私にとって必須です。
さらに注目したのは、高解像度液晶パネルを選択すると、非光沢パネルを選択できるようになることです。私がiMacやMacBook
Proを使い始めてから数年経過し多少慣れてはきましたが、例のギラギラ処理された光沢液晶画面は未だに好きになれません。確かにパッと見、色が鮮やかに、コントラスト高くみえるのですが、RAW現像で色温度を調整したりする場面ではできればギラギラ画面は遠慮したい。また、あのギラギラ画面は、モニタキャリブレーションを実施する際のカラーセンシングにも影響をあたえるそうで、実際昔、eye-oneシリーズの日本代理店に所属するエンジニアリングサポートの方から、iMacの光沢ディスプレイは正常にキャリブレーションできないんです、と聞いたことがあります。
ということで、MacBook Pro 15インチの一番下のモデル(Corei5 2.4GHz)に、非光沢、高解像度液晶パネルオプションを付けることで決定。非光沢や高解像度液晶パネルがどんなものなのか、実物をチェックできていないのは多少気がかりではありましたが、半分勢いでオンラインAppleストアをポチッ。ついでに、MobileMe 6,800円(通常9,800円)と、1万円キャッシュバッグ付きHPプリンタ(12,800円)もポチッ。合計20万円弱でした。
5/5に注文確定、MobileMeとHPプリンタは一足早く5/7に到着。その後、MacBook Proは5/8に上海を出発、5/10に届きました。最近は、上海を出発する時からクロネコヤマトが運送を担当しているので、荷物のトレースが容易で非常に良いです。
非光沢液晶パネルを選ぶと、パネル周囲のフレームがシルバーになります。一見、MacBook Airに見えます。
移行アシスタントを使って、iMac 27インチからお引っ越し。テーブルが無いので、床での作業です。
その後、iMacはヤフオクにて希望落札価格で売却することができました。こうやってコロコロと機種を変更することができるのは、すべてMacのリセールバリューが高いからこそ成せることです。
さて、新しいCorei5のMacBook Proですが、Core2DuoのiMacと比べて劇的に早くなったという印象は全くありません。HDDが2.5インチのため、逆にiMacより遅く感じる場面の方が多いのは残念です。しかし、ノートタイプにしては十分すぎるほど早いです。写真のRAW現像なんかもサクサクです。
その代わり、CPUが異常に熱くなります。RAW現像程度ではビクともしなかったiMacと比べると、数枚RAW現像処理をするだけでCPUの温度は80度オーバー、ファンも勢いよく回り始めます。
非光沢タイプの液晶画面に関しては、現物を見ずに購入したことの不安をフッと払拭するくらい良い感じです。非光沢が好きな人にはお勧めします。しかし残念ながら、液晶パネルの色域はsRGBを超える物ではありませんでした。後日、eye-one display2によるキャリブレーション結果をアップします。
MacBook Pro 15インチ (Corei5 Mid2010) ゲット!