しばらく時間が経ってしまいましたが、Monster TV HDUS 動かない (USB1.1病) [2010/02/11 22:05] のエントリで書いた手直しをやってみました。
水晶発振子の負荷容量 C16とC18の容量を変えてみます。
C16とC18を取り除きます。ただ、用意したのが2012(横2.0mm x 縦1.2mm)チップなので、C16とC18の位置には実装できそうにありません。
なので、12MHzの水晶発振子も取り外しちゃいました。この表面実装品の12MHzクリスタルは、再利用出来そうにありません。
そこで、すでに使わなくなったカードリーダから12MHzクリスタルを拝借します。
あれこれC16とC18の容量を変えてみました。最終的にはチップコンデンサを並列にして40pFぐらいまで増やしましたが、USB1.1病は全く改善しません。1Mオームの帰還抵抗を追加してもダメ。
最終的には、100オームのダンピング抵抗なども追加してみましたが、全く改善せず。この状態でドライヤーで暖めれば動作するようになります。
最大解像度で見てもらうとわかると思いますが、結構アクロバティックな実装してます。。この狭いところに、12pF 2個、10pF 2個、1Mオーム 1個、100オーム 1個、合計6個のチップ部品を実装しています。
いくら発振回路を見直しても、結局ドライヤーで暖めると動作するってことは、これはもうICの不具合でしょうね。もしかしたらこの発振回路は問題ないかもしれません。
問題となっている、ASICENのASV5211 USB DTVコントローラICのデータシートがダウンロードできないので、これ以上の解析は困難かもしれません。
原点に立ち返り、オシロで波形観測してみます。
Monster TV HDUS 動かない (USB1.1病) 対策してみた