ステアリングの交換も定番メニューですね。効果も絶大で、ステアリングの径が小さくなることによるクイック感と、ステアリングホイール自体の重量が軽くなることによる、タイヤからのフィードバック感が増大します。シートにしろ、ステアリングにしろ、自分の体が直接触れる部分のパーツの交換は、その効果を体感しやすいため、個人的にはおすすめです。もちろん、見た目もかっこいいですしね。 ただ、気を付けてほしいのは、エアバッグが無くなってしまうため、自動車保険が適用されなくなることがあります。私は最初から運転席エアバッグ無しで申請しました。途中から切り替える場合は、最初に保険会社にその可否を確認し、契約変更できるのであればしておかないといけません。 また、エアバッグ装着車でステアリングを交換する場合には、エアバッグ対応のステアリングボスを使用しないと、エアバッグ警告灯がつきっぱなしになったり、助手席エアバッグ装着車の場合、衝突時に開かない場合もあります。 最後に、エアバッグユニットを取り外す作業が発生しますので、もしちょっとでも作業に自信が無い方や、工具の持ち合わせが無い方は、ディーラーなりオートバックスなりに作業を依頼するようにしてください。万が一、エアバッグが誤爆するととても危険です! ちなみに、オートバックスなどに作業を依頼すると、工賃は5000円程度らしいです。
まず、純正のステアリングをとりはずします。その前に、KEYをオフにしてバッテリーのマイナス端子をはずし、3分待ってください。そして念のためブレーキペダルを数回踏みます。こうすることで、各ユニットに残っている余計な電荷が放電され、誤動作(つまり、ここでは誤爆)が起きにくくなります。純正ステアリングの両サイドにあるキャップをはずし、その中のネジをはずします。ネジは特殊ネジ(トルクスネジ)になっており、普通の工具でははずせないようになっていますが、通常、購入したボスの付属品としてトルクスネジを緩めるための工具が入っています。このネジは通常はずせないようにネジロック剤がたっぷり塗布してあり、非常に固いです。絶対ナメないように注意してください。なめてしまうと、素人で取り外すのは非常に困難になってしまいます。2本のネジをはずすと、エアバックユニットがはずれますので、配線を抜き取れば、ひとまず安心です。ただ、まだ助手席側のエアバックは残っていますので、依然慎重に作業をすすめます。ステアリングは、エアバックユニットが取り付けられていた部分を覗くと見える、センターの17mmのボルトをはずし、まっすぐ引っ張るとスポッと抜けます。
純正ステアリングと、今回取り付けるMOMOのRACEの直径を比べてみました。2cmほどしか違いがありませんが、その効果は結構大きいです。重量でいうとエアバッグユニット含めると半分以下です。
あとは、購入したステアリングボスの説明書を見て取り付けを行います。(手抜きですみません…)エアバッグ対応のステアリングボスだと、多少配線などがありますから、慎重に作業します。また、ホーン用の配線もあります。あと、注意することといえば、センター出しと、ボスの締め付けトルクぐらいですかね。センター出しに関しては、キリカキがしてあって、真ん中にしか取り付けられなくなっていることがほとんどですから、特に問題無いと思います。ボスの締め付けトルクは、数値で言うと3kですから、軽くキュと締める程度です。なんか、強くしめておかないと緩んできそうで怖いですが、そうそう緩むモンではありません。ギューっと締めるとボスが割れたりしますので気を付けてください。最後にホーンがなるか、ステアリングを回してどこかと干渉しないか、異音は無いか。エアバッグ警告灯が点灯していないか、などを確認して作業終了です。
ステアリング交換