WinからMacに移行して早2年半、初めて27インチiMacと13インチMacBook Proの2台のMacを同時に使っていくことになりました。今まではMacとWinノートの組み合わせでしたが、とうとうデスクトップもノートブックもMacになりました。
今まではMacを買ったらまず環境設定とアプリケーションインストールをするのが常でしたが、せっかくMac 2台体制になったのだからMacBook Proの環境を丸々iMacに移行すべく、初めて「移行アシスタント」を使ってみることにしました。
Mac同士を移行アシスタントで接続するには、FireWireケーブルで1対1で接続するか、ネットワーク経由となります。私はFireWireケーブルを持っていませんので、必然的にネットワーク経由で移行を実施します。なお、ネットワークはLANケーブルによる1Gbps接続です。移行元がMacBook Pro、移行先がiMacです。ユーザー名は移行元、移行先ともに「A」(仮名)を使いたいと思っています。
そんな中、いくつか引っかかったことがあったので、備忘録として書いておきます。
MacBook Pro、iMac双方で移行アシスタントを起動し、iMacで表示される6桁の数字をMacBook Proで入力することでお互いを認証するのですが、MacBook Pro側でどうしても数字入力を受け付けない。。何を押しても「ブン、ブン」とエラーの音。この原因は漢字入力モードです。移行アシスタントを起動する時に漢字入力モードがONになっていると、その後OFFにしても数字入力ができないことがあります。そんなときは一度MacBook Pro側の移行アシスタントを終了し、漢字入力モードをOFFにしてから移行アシスタントを起動しなおすことで改善します。この原因が分かるまでに10分かかりました。。
次に、MacBook ProをAというユーザ名で起動、iMacも同様にAというユーザで起動した状態で、双方で移行アシスタントを起動して、データ転送しようとすると同じユーザー名は使えませんというようなエラーがでます。これは当たり前のことで、MacBook ProのAというユーザの情報を、iMacでログイン中のAに上書きできないからです。この場合は、iMac上で別の管理者ユーザBを作成し、Bでログインし直します。そしてAのユーザを削除したのち、移行アシスタントでMacBook ProからAユーザデータをiMacに移行します。移行完了したら、iMacにAでログインし、Bを削除します。(削除しなくても良いですが)
今回のようなiMacが新品のパターンでは、初回起動時のユーザーを新規設定をする前に「他のMacから情報を移行する」画面で移行アシスタントを実行してしまうのがスマートだと思います。
MacBook ProからiMacに移行するデータは合計7GBほど。写真や音楽データなどはすべてファイルサーバに保存してあるため、移行するデータは非常に少なくて済みました。移行時間はたったの10分ほど。
移行後にiMacでAでログインすると、さっきまでMacBook Proで使っていた状態がiMacで再現されています。アプリケーションは当然ながら、Dockのアイコン位置やシステム環境設定内の各種設定、Safariのブックマーク、各Webサイトのパスワード情報。一体、どこまで便利なんでしょうか、Macは。
唯一移行出来ていなかったのは、iTunesやPhotoshopなどのネットワーク認証情報だけ。Photoshopは確か1ユーザ2台まで認証できますし、iTunesは5台まで認証できますので問題ありませんでした。
移行アシスタント、こんなに便利ならTime Machineを使った常時バックアップにも手を出してみようかと。
SIGMA DP2
Macの移行アシスタント、すばらしす