DP1sのサッポロポテト、マゼンダ転び改善は確認しましたが、もっと広義な意味での逆光性能という意味で、夕方の風景取りでよくあるシチュエーションで比較してみました。
すべてJPG撮って出し、ISO100、WB=晴天、DP1専用フード装着です。絞りの影響を見るために、F4から1段ずつF11まで絞っていきました。
まずはDP1。
SIGMA DP1 F4
SIGMA DP1 F5.6
SIGMA DP1 F8
SIGMA DP1 F11
次にDP1s
SIGMA DP1s F4
SIGMA DP1s F5.6
SIGMA DP1s F8
SIGMA DP1s F11
DP1もDP1sも、絞れば絞るほど、フレアゴーストが酷くなる傾向は同じようです。逆光時のフレアを押さえたい場合は開放気味に、逆光時のフレアを効果的に活かしたい場合は絞り気味にするといいかもしれません。
DP1の方は右上の太陽が影響して、写真半分ぐらいが赤くなってしまいますが、DP1sの方はそれが改善しています。ただ、不思議と夕方の夕焼けの色の感じが出ているのはDP1だったりします。逆光性能が良いのは間違いなくDP1sですが、カメラとしてはDP1も有りだなぁとシミジミ。性能だけで語れない写真の世界って奥が深いですねぇ。
解像感はDP1とDP1sで同等です。絞りによる解像感の違いも非常に少なく押さえられているカメラです。開放F4で極端に甘くなることもなく、開放から十分使えるカメラです。F11まで絞るとさすがに若干解像が低くなるような気もしますが、F11を積極的に使う場面はほとんどありませんから大きな問題はありません。
逆光性能を除けば、DP1も非常に完成度高いカメラであることがわかります。その弱点だった逆光性能をも克服したDP1sは、最強28mmだと断言します!レスポンスがなぁとか、色味がなぁ、とか悩んでいる人、そんなことどうでも良くなるくらい良く解像するDP1s、買いですよ!! と、ともに安くなったDP1も選択として有りだと思います。
SIGMA DP1 vs DP1s #3