Mac miniに34nm版intel SSD内蔵してみた[2009/07/26 22:00]で、最新版intelのSSDを搭載したMac miniのベンチマーク結果をお伝えします。まずは、MacOS XでのXbench。
120GB HDDの結果
Results 47.45
System Info
Xbench Version 1.3
System Version 10.5.7 (9J61)
Physical RAM 4096 MB
Model Macmini3,1
Drive Type FUJITSU MHZ2120BH G1
Disk Test 47.45
Sequential 59.41
Uncached Write 73.62 45.20 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write 76.13 43.08 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read 33.97 9.94 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read 89.46 44.96 MB/sec [256K blocks]
Random 39.50
Uncached Write 15.16 1.61 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write 88.41 28.30 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read 69.71 0.49 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read 103.70 19.24 MB/sec [256K blocks]
34nm版 intel SSD 80GBの結果
Results 229.57
System Info
Xbench Version 1.3
System Version 10.5.7 (9J61)
Physical RAM 4096 MB
Model Macmini3,1
Drive Type INTEL SSDSA2M080G2GC
Disk Test 229.57
Sequential 148.08
Uncached Write 121.93 74.86 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write 115.73 65.48 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read 129.51 37.90 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read 408.25 205.18 MB/sec [256K blocks]
Random 510.59
Uncached Write 658.57 69.72 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write 218.86 70.07 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read 1407.27 9.97 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read 965.37 179.13 MB/sec [256K blocks]
比較するのもバカバカしいくらいの雲泥の差。特に4kという細かいブロックでのリード・ライトスピードの向上は、多数の細かなファイルアクセスをするOSやアプリケーションの起動スピードに関与します。
次に、bootcampでインストールしたWindowsXPでのベンチマーク結果です。
Xbenchと直接の比較は出来ませんが、WindowsXPの方が少し良い数値が出ているようです。
ベンチマーク結果だけだといまいち実感がわきませんが、実際にMacOS Xの操作をしていると、今までとは別のMacを操作しているかのような錯覚に陥ります。例えば、HDDの時には30秒近くかかっていたPhotoshop CS3の起動時間が5秒ほどに。Lightroomを使っている方なら分かると思いますが、デフォルトで週に1回実施されるカタログバックアップ作業、数分かかっていたのが数10秒へ。いつもはこの待ち時間がイヤでバックアップ作業をキャンセルしていましたが、これなら苦無く待てそうです。Lightroomに関しては、ライブラリ表示や現像速度などを含むすべての操作スピードが体感で数倍向上し、ちょっと高かったけど(それでもピーク時価格の数分の1ですが)導入して良かったなぁと感慨に浸ってしまいます。
注意が必要なのは、SSDの容量。私が購入したのは80GBで今までのHDDが120GBですから、容量は3/4に減少してしまいました。さらにbootcampでWindowsを入れるとなると、MacOS Xの割り当てが50GB程度です。写真や音楽、動画ファイルなどを置くとあっという間に無くなってしまいます。私は、すべてのデータをGigabit LANで接続されたファイルサーバに置いているため問題ありませんが、通常はUSB/Firewire外付けHDDやLAN接続HDDが必要になると思います。個人的には、コスト割高感に目をつぶりつつSSDの速さを体感するには、あくまで「起動ドライブ」専用として使うことをお勧めします。