iPhone3GSの地味?な機能追加の1つに、Nike+iPodのレシーバが本体に内蔵されたことがあります。今までは、iPodまたはiPhoneにBluetoothレシーバのような小さいアダプタをDockコネクタに射さないといけなかったのですが、iPhone3GSはその必要がなくなりました。Nike+iPodが発売されて以来のファン(の割には、ランニング距離は伸びていませんが…現在300km弱。)の私にはありがたい機能追加なので、早速試してみました。
SIGMA DP2
Nike+の機能的には全く問題なし。
iPod nanoとの組み合わせでは、ワークアウト中(ランニング中)の時に聞きたい曲を、都度、選ぶことができませんでした。ワークアウト中に聞きたい曲はあらかじめ選んで、プレイリストを作成しておく必要がありました。つまり、ワークアウトとプレイリストは完全のセット。これが不便といえば不便でしたが、iPhone3GSではワークアウトとiPod機能を別々に操作できるようになっているため、ワークアウト中にも好きな曲を選ぶことができます。iPhone3GSでもワークアウトを終了させるとなぜか曲がいったん停止しますが、それは大きな問題ではありません。
また、ワークアウト中でもBluetoothレシーバで音楽を聴くことができます。え? それがどうした? とお思いでしょうけど、iPod nanoだとDockコネクタがNike+に占有されてしまうため、ワークアウト中はヒモ付きのイヤホンしか使えませんでした。ランニング中のiPodから伸びるイヤホンのヒモって結構邪魔なんですよね。気をつけないといけないのは、ランニング中のしたたる汗がBluetoothレシーバに不調をきたす可能性もあるので、一長一短かもしれません。レシーバをラップで巻く、などの工夫が必要かもしれません。
ちなみに、iPhone3GSに付属するマイク内蔵イヤホンも、汗により動作が不調になるそうなので、注意が必要です。
ただ、大いに残念なことがあります。せっかくだからGPS機能、コンパス機能、地図表示と連動してほしかった。走った道のりや方向を地図上でも管理できるような機能。逆に、なんでそれらと機能連携しなかったのか、Appleらしくなく理解に苦しみます。近い将来、iPhone3GSアップデートで対応するのかもしれませんが。それができれば、地図上の走行距離とNike+iPod測定の誤差補正なんかもできるかもしれませんし、みんなのランニングした場所のレビューを公開したり、撮った写真を地図に貼り付けるなど、可能性が広がりますね。
SIGMA DP2
私のランニング場所の定番、遊歩道で走りやすいです。
iPhone + Nike+