デジカメ

DMC-G1 vs DP1

フォーサーズセンサのDMC-G1と、APS-CサイズのDP1の撮り比べをしてみました。どちらのカメラも、焦点距離28mm、ISO100、F5.6固定、EV±0、AWB、RAW現像はLightroom2です。

DP1 RAW色温度補正のみ DP1 RAW補正なし G1 RAW補正なし G1 JPG Fine撮って出し
SDIM1631_LR SDIM1631_LRo P1000001_LR~0 P1000001~0
SDIM1632_LR SDIM1632_LRo P1000002_LR P1000002
SDIM1633_LR SDIM1633_LRo P1000003_LR P1000003
SDIM1634_LR SDIM1634_LRo P1000004_LR P1000004
DP1 RAW色温度補正のみ DP1 RAW補正なし G1 RAW補正なし G1 JPG Fine撮って出し
SDIM1635_LR SDIM1635_LRo P1000005_LR P1000005
SDIM1636_LR SDIM1636_LRo P1000006_LR P1000006
SDIM1637_LR SDIM1637_LRo P1000007_LR P1000007
SDIM1638_LR SDIM1638_LRo P1000008_LR~0 P1000008~0

DP1のRAW補正無しを見ていただければ分かるとおり、全体的に緑かぶりが発生します。そのままだと、すごく貧相な感じの写真になってしまいます。これを修正するために現像時に色かぶり補正と色温度補正が必須です。
G1はRAWの色温度補正はほとんど必要ないと判断したため、撮影時設定のままRAW現像処理をしました。結果、G1のJPG撮って出しとほぼ同じ色になっていると思います。AWBが優れているかどうかはわかりませんが、少なくとも私好みではあります。驚くことに8枚全部、ほぼ私の思い通りの色でした。ここまで色合いが私の好みと一致するのはGR Digital2以来です。
私は大概どのカメラで撮影しても、RAW現像時、色温度を撮影時設定から100~500K程度下げます(青くする)。その方が写真が「しまる」感じがするからです。写真によってはあえて色温度を上げて全体の暖かみを出すことはありますが、ほとんどの写真は下げます。
エクストレイルのテールランプを見てもらえばわかるように、DP1ではおなじみの赤の破綻が発生しています。もちろんG1では全く問題ありません。
解像度の比較です。2枚目の一部を一片300px切り出してみました。まず、DP1。
090413_dp1_01
DP1
さすがと言ったところでしょうか。次にG1。画素数を合わせるため一片450pxにしました。
090413_g1_01
DMC-G1
一見、G1はDP1より劣るように見えますが、大きさが違うため比較が困難です。そこで、PhotoshopでG1の画像を縮小してDP1サイズに合わせたあと、一片300pxで切り出してみました。
090413_g1_02
DMC-G1 縮小切り出し
さすがにDP1の方が若干良いですかね。。ただ、DP1のAPS-Cサイズに対して、G1は一回り小さいフォーサーズですから、大健闘と言えるのではないでしょうか?
DMC-G1はPanasonicのカメラとは思えないほど、落ち着いた色合いで非常に好感触です。標準ズームレンズとの組み合わせでの解像度の高さも評判通りです。フォーサーズをコンパクトデジカメ+αぐらいに考えていたのですが、まったく別物ですね。使ってみて、フォーサーズも良いじゃん、と思うことができました。あとはレンズのラインナップが増えてくれれば、良いのですがね。
使い勝手などのレビューはまた後日。

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