攻撃的?なタイトルの読み物を発見
元麻布春男の週刊PCホットライン「VAIO type P」ではなく「MacBook Air」を買った理由
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2009/0128/hot595.htm
type Pを気に入っている人は、この攻撃的なタイトルに対して「そもそも同じ土俵で比べるモノじゃない」と言うだろうことは想像に難くなく、まぁ私もそう思います。一つ断っておくと、私はtype Pに関してべったり惚れ込んでいるわけではなく、買ってしまったことを後悔とまではいきませんが「あ~ぁ、やっちまったなぁ…」という心境であり、言い換えれば、いたって冷静に上記感想を持ちました。
「やっちまったなぁ…」について補足すると、家電量販店の店頭でtype Pを見ると購入のモチベーションが下がるのは今でも変わっておらず、ソニースタイルでtype Pをポチッてからというもの、店頭でtype Pを見たり触ったりするのは避けております。もし見たり触ったりしたら、「やっちまったなぁ」から「揺るぎない後悔」へ向かってしまうことを恐れているからです。私の手元にtype Pが届く予定の2月末までは、脱type Pを貫く予定です。
上記のライターさんが書いた記事の内容はごくごくあたりまえのことであり、一流のライターさんが公共のWeb雑誌上であえて書くことか?と思いますし、逆に言えばブロガーレベル(私も含めて、ですよ)なのです。記事を要約すれば「私が持ち運びを許容できる1.4kg前後で、最高のスペックとスタイルを持つMacBook Airを買いました。」ということを、何千文字も使って書いているのです。この要約の中にtype Pは登場し得ません。だって、このライターさんの許容前提条件が「1.4kg前後」なのですから。
こう目くじらを立てると、type P擁護だと思われてしまいそうですが、決してそうではありません。私もこのライターさんが買ったMacBook Airのスペックで15万円前後であれば、type Pを買ってもなお、お金が余れば是非欲しいです。もちろんそんなお金があるわけもなく両方買えませんから、私は優先順位でtype Pに軍配が上がるというだけのことです。
type Pの価値は、あのスタイリッシュなデザインでも、打ちやすいキーボードでもなく、600gを割る軽さです。デザインの良さやキーボードの打ちやすさというのは、価値をはかるモノサシとして曖昧ですが、画面解像度や重さ、薄さは数値表現が可能でモノサシが明確です。今までのネットブックで、ここまで明確な価値を打ち出したモデルがあったでしょうか?type Pはそれができているからこんなに注目されているし、逆にその価値を必要としない人にとっては、格好の攻撃ポイントにもなり得ます。パソコンに限らず、現代のプロダクトは誰が作っても似たり寄ったりで、こういう明確な価値を表に出しにくい時代になっていますが、今後はこういう明確なモノサシで計った価値を、バシッと表現できるメーカが生き残っていけるのではないでしょうか?ただ、GT-Rやフェラーリのように、あまりニッチな分野を攻めてもダメなのでしょうけど。
SIGMA DP1 Paris
地下鉄で突然のパフォーマンス
アンチVAIO type P ?