エクストレイルディーゼル20GTは、走行3,300kmを超えました。給油6回での平均燃費は12.12km/Lと、最近はジワジワと下がってきていますが、想定内です。3,000kmを超えたところで、慣らし運転としての回転リミットは解除し、あまり燃費は気にせず気持ちよくアクセルを踏んでいます。それで燃費12km/Lですから、上出来です。
納車からしばらくは、ディーゼルのビッグトルクに感動しきりでしたが、最近では慣れてきて、特に感動することも無くなりました。また、当初はビッグトルクにだまされて「速い」と錯覚していましたが、「速い」部類のクルマではありませんね。スポーツカーと勝負できるかというと、全く話になりません。(当たり前ですが) 2速、3速でのアクセルオンからの加速はグググッと背中がシートに押しつけられる感覚を味わうことができますが(RX-8では無い)、逆にスーッと目の前の視野が狭くなるような爽快な加速感はありません(RX-8ではあった)。
意外だったのは、4速からポンポンッと2速までヒールアンドトゥでシフトダウンしてコーナー侵入、みたいな乗り方ができることです。エンジンのレスポンスは良いとは言えませんが、ヒールアンドトゥが出来るくらいのレスポンスだということです。トルクがある分、回転数合わせは必須です。ラフにシフトチェンジすると、足回りの柔らかさと相まって助手席の人の首をグニグニ揺することになります。
ちょっとした舗装の山道でワインディングしてみました。まず、登りは強烈です。2,500rpm以上をキープすれば、あの車重を余裕で引っ張ります。逆に下りは相当ヤバイです。極度なフロントヘビーなため、簡単にアンダーになります。今まで行けると思っていた速度域から2段階ぐらい下げてコーナ進入しないとあっさりガードレール餌食の運命です。実は、下りの最初のコーナでヒヤッとしました。速度は全く速くないのに、今までのクルマ(マーチやRX-8)とは全く異なる挙動でしたので。事なきを得て良かったですし、クルマの限界を知っておくことは、今後の安全運転にも役立ちます。この限界を知るっていうことは、もちろん公道ですべきことではありませんが。。すみませんです。。
まだ、VDCや4WDの介入の経験がありません。完全に宝の持ち腐れです。4x4→4x4iに進化して、VDCとの協調制御で滑りにくい舗装路などでも4WD介入があるかも、と期待していたのですが、今のところその兆候は感じ取れません。基本は滑りやすい砂利道などで介入するのでしょうね。
懸念していた純正シートですが、今のところ腰痛はありません。RX-8は数日で腰痛が酷くなり、納車1か月を待たずレカロシートに載せ替えましたが、20GTではその必要ななさそうです。
冬の今の時期は、とにかく水温が上がりにくいです。エアコンヒータはエンジン始動直後からほんのり暖かいため熱線ヒータがあるのでしょうけど、水温計メモリが4つにならないとまともな温風が出てきません。距離にして3~4kmは必要です。問題なのが、その間、フロントウインドの曇りが取りにくいこと。外気導入にすれば若干早まりますが不便です。アイドリング音も大きいため、自宅駐車場で暖気するわけにも行かず、今の季節ならではのちょっとした悩みです。
SIGMA DP1 Paris
エクストレイルディーゼル 20GT 最近