デジカメ

DMC-LX3 vs DP1

DMC-LX3とSIGMA DP1をもって、エクストレイルディーゼル20GTでドライブがてら、撮影してきました。どちらかというとドライブメインだったので、撮影は適当に…。

SIGMA DP1(RAW) DMC-LX3(RAW) DMC-LX3(JPG Fine)
SDIM1529_LR P1000008_LR P1000008
SDIM1538_LR P1000011_LR P1000011
SDIM1545_LR P1000018_LR P1000018

RAW現像はLX3、DP1共にAdobe Lightroom2を使い、色温度、色かぶり、明るさなどの調整は私の好みを取り入れつつ、2機種でできるだけ同じになるようにしました。
まず実感したのは24mmの広さ。RICOH GX100を手放してから24mmという広角から遠ざかっていましたから、新鮮であり、逆にもてあましてしまうほどです。また、ここ数ヶ月はDP1の1台でやってきていましたから、ズームの便利さを再確認。これで写りが良かったら、DP1の出番がなくなってしまいそう…。
LX3は、RAWモード撮影時にJPG Fineを同時に記録できるようになりました。LX1/LX2は確かFineでは同時記録できなかったかと思います。この時、RAWのファイルサイズが11MB、JPG Fineが4MB弱で合計15MB弱のデータをSDHCカードに記録することになるため、記録時間が心配になりますが、東芝白 Class6 4GBを使っている限りでは、記録時間は3秒程度。バッファも効いているようで、SDHCカード記録中も次の撮影に移ることができます。(何枚分のバッファがあるかは不明) 一方、DP1は処理時間?+SDHCカード記録時間で7~8秒を要し、悪いことにこの時間のあいだは次の撮影に移るのは無理に等しいため、イライラがつのります。ご存じの通り、DP1はRAWとJPGの同時記録もできませんし、もしできたとしてもこれ以上記録時間で待たされるのはごめん、です。
LX3のRAWファイルは、Adobe Lightroom2.1で現像可能です。私はMacメインで使っているため、LX3に同梱されているSilkypixは使いません。Lightroomの現像設定は、色温度5000k前後、色かぶり補正+5で、6500kでキャリブレーションされたLCD2690WUXi上で一番見た目が良くなります。この設定で現像したJPGと、LX3オリジナルJPGを比較すると、オリジナルJPGの色温度が非常に高く(青っぽく)見えます。個人的にはLX3のオリジナルJPGはそのままでは使えない印象です。ただ、Lightroomで現像したLX3のRAW→JPGで、空の部分が粗くゴワゴワになっています。DP1やLX3オリジナルJPGでは発生していないため、一部現像パラメータが破綻している可能性があります。(そんなに極端な補正はしていないつもりですが。)
LX3の解像度、DP1と比較してもそれほど悪くないですね。というより予想以上にイイ!!。DP1と画素数が違うため直接比較はできませんが、LX3はセンサーサイズが小さい分1,000万画素が良い作用をしてがんばっている、という感じ。今までのコンパクトデジカメは、500→600→800→1000→1200万画素へと、画素数が増えれば増えるほど、ノイジーで解像度が悪くなる印象がありましたが、LX3の1000万画素はすばらしい。風車の下のエクストレイルのナンバーが読み取れるところあたりも、DP1を肉薄しています。うーん、すごいぞ、LX3。

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