MacBookProのトラックパッドの操作感はすばらしく,当初は外付けマウスなんかいらないかも,と思いながら約1週間使っていましたが,キーボードでタイプしながらであればトラックパッドが使いやすいですが,ボーッとWebを見ているだけの時はマウスの方が断然ラクチン。そこで約2年使い続けているロジクールのMX Revolutionを接続して使っています。
ただ,MacBookProはUSBポートが2つしかなく,マウスのレシーバで1つが占有されてしまうと,残りは1つ。できればマウスのレシーバなどに貴重なUSBポートを占有されたくない,ということで,Microsoft Wireless Notebook Presenter Mouse 8000をBluetooth接続で使ってみました。
ペアリングは難なく完了し,問題なく使えるのですが,MX-Rと比べると何故か使いにくい。Microsoftの方がマウスが一回り小さいということもあるのですが,それにしても何か違和感があります。良くカーソルの動きを見てみると,マウスを極低速に動かした時のカーソルの動きがMX-Rの方がスムーズで,Microsoftの方はガタガタしています。さらにそのガタガタにはムラがあり,言い方を変えればサンプリング周期がランダムに変化しているようなのです。
いろいろ調べてみると,マウスの性能を表すパラメータとして「リポートレート」という物があり,これはつまりマウスからPCに対して移動情報をレポートする周期のことらしいのですが,高性能なUSBマウスであれば一般的に125Hz。これより遅くなるとマウスからのレポートの周期が遅くなるので結果的に反応が鈍くなるらしいです。
このレポート周期を測定するWindowsソフトウェア「Mouse Rate Checker」というのがあるので,MX-RとBluetooth Microsoftマウスと比較してみました。測定PCはWindowsXP XP3をインストールしたMacBookProです。
まずは,MX-R
レポート周期は平均で125Hzとなっており,USBマウスと同等。
次に,Bluetooth接続のMicrosoftマウス
低周波から高周波までいろんな成分が含まれており,MX-Rとは単純に比較できない数値です。Bluetoothプロトコルに影響されている部分もあるかもしれません。これ以上は推測ですが,リポート周期のムラが,カーソルの動きをガタガタに感じさせるのかもしれません。
実はBluetooth接続MX-Rを買おうと思っていたのですが,この結果を見て非常に悩んでいます。Bluetooth接続のマウスがすべてこのようなガタガタのレポートレートであればBluetooth接続のMX-Rでも同じ(つまりガタガタ動作)ということになるので。
Bluetooth接続のMX-Rが単品発売されておらず,キーボードとのセット品「MX-5500」でのみ発売されていることを考えると,もしかしたらMX-R単品として発売してしまったら性能に対してクレームがでることを恐れているのでは?と推測するのは行き過ぎでしょうかね?MX-Rと名乗ってしまえば,ロジクールの数あるマウスの中でも最上級ということになってしまいますから。
Bluetooth接続マウス