クルマ

RX-8 ステアリング交換

RX-8は早くも3000km超えました。シートを交換してほぼ理想のドライビングポジションを手に入れると、次に気になってくるのがステアリングの操作感の悪さです。直径が大きいのと、エアバッグ内蔵で重量が重いせいで、せっかくの軽快なハンドリングの妨げになっています。できるだけ改造はしないと決めていたRX-8ですが、フラッと立ち寄ったオートバックスに、RX-8用のステアリングボスを売っているのを見つけて、思わず買ってしまいました。
ステアリングホイールはK12マーチの時に使っていた、MOMOのRACEです。
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オートバックスで9,240円。この業界では有名なワークスベル製です。
簡単に作業工程の説明。
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エアバックが誤爆しないようにバッテリー端子の「-」を外し、数分放置します。ちなみに、クルマのバッテリーの「-」を先に外す理由知っていますか?「+」端子を先に外そうとしてバッテリーターミナルのネジを工具でゆるめるときに、謝って工具がエンジンブロックやボディーに触れてしまうとバッテリーショートしてしまうからです。
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純正ステアリングの脇腹付近2カ所に10mmボルトがあるので外します。
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エアバッグユニットをゆっくり持ち上げると、黄色と橙色のエアバッグハーネスが見えます。
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エアバッグハーネスのコネクタはロック式です。黒い部分を3mmほど精密ドライバーのようなもので持ち上げるとロックが外れて、コネクタが抜けます。
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ステアリングホイールを固定しているセンターのナットを外します。別の人にステアリングホイールを支えてもらいながら出ないと緩みづらいですが、一人でもステアリングロックした状態でゆるめたり、レンチを手でトントン振動を与えながら緩めれば一人でも作業可能です。
ナットが緩んだら、ナットを取り去ってしまうのではなく、緩めた状態で残しておきます。ここからが今回の作業の山場。ステアリングホイールが相当カチカチに固定されています。まっすぐ引き抜こうとしても無理だと思います。コツは、両手でホイールの一カ所を思いっきりにぎり、全体重をかけてユサユサ揺すります。次に、180度反対側のホイールの一カ所を両手で握りユサユサ揺すります。ホイールを握る箇所を変えながらユサユサすれば、次第にホイールが緩んできます。ユサユサはクルマが激しく揺れるぐらいにしないと駄目です。
なお、ステアリングホイールを抜くときには、ステアリングはセンターに合わせておきます。
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エアバッグハーネスのコネクタに、ボスに付属のヒューズ抵抗を2つ取り付けます。これによってメータのエアバッグ警告灯を消すことができます。黄色のステッカーが貼ってあるステアリング角度センサーも必ずセンターに固定しておきます。位置合わせ用の▲マークが付いています。
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ホーン用のハーネスを取り付けた後、ボスを取り付け(取り付けトルク3kgなので、あまり強く締めてはいけません。)、ステアリングホイールを取り付けて完了です。
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交換前後のステアリングホイールの直径の違いです。MOMOのRACEは直径35cmなので、純正は38cmぐらいでしょうか。EPS(電制パワーステアリング)がしっかり効いているので、ステアリングを回すときの腕力はそれほどかわりませんが、運転フィーリングが大幅に向上しました。
エアバッグが無くなってしまうため、お勧めしにくい改造ですが、運転フィーリング向上には効果大です。

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