RX-8に取り付けるナビとして、SONYのNV-U2を選択し、通販で49,000円で購入しました。光ビーコン受信機はamazonで購入。
NV-U2を選んだ理由は、小さい、安い、精度が良い、の三拍子です。一つ前のモデル(NV-U1)ですが、スタパさんの記事も参考にしました。
今のK12マーチに取り付けてみましたが、約8年使ったPanasonic KX-GT30Zと比較するのは酷なのかもしれませんが、車速パルスを入力していないのに、NV-U2に内蔵されている各種センサのおかげで、すばらしい精度で測位してくれます。最近のゴリラ(サンヨー製のポータブルカーナビ)などでも、GPS電波が届かないトンネル内でもカーソルが止まることなく自動追尾してくれますが、良く見てみると車速一定でカーソルを動かしているだけで、たとえばトンネル内の渋滞で止まっていると、カーソルはいつの間にかトンネルを通過してしまっていたりします。しかし、NV-U2は、車速や方向、なんと気圧による高低差まで測位するおかげで、トンネル内でクルマを停めれば、カーソルも止まりますし、トンネル内で速度を上げればカーソルの動きも速くなります。また、道案内中も、曲がる交差点までのカウントダウンが10m単位でほぼ正確に表示されるためすごく便利になりました。
また、地図データが内部のFlashメモリに記録されているということもあり、地図の描画が検索がとても早いです。おそらく最近の高級HDDカーナビも十分速いとは思いますが、CD-ROM、DVD-ROMのカーナビから比較すると、雲泥の差です。
一つ残念なのは、FM-VICSに対応していない所です。今まで使っていたPanasonicデルナビでは、自宅を出発する前から、FM-VICSを受信して周囲の渋滞情報を表示してくれますが、光ビーコンVICSでは、主要道路の信号までクルマを動かすまでは渋滞情報が表示されません。また、更新に関してもFM-VICSであれば10分に一度更新されますが、光ビーコンでは主要道路の信号までは更新されませんので、走り方によっては30分以上古い渋滞情報を見続けることになります。光ビーコンであれば、FM-VICSに対応していない田舎でも使えるメリットはありますが、やはり両方使って短所を補完し合うのが一番かと思います。今までのデルナビでは、FM-VICSをしっかり受信するために、SONY製のブースタ(2003-07-11参照)を追加していましたから、そういう手間が必要ないというのもメリットです。
NV-U2はバッテリが内蔵されており、クレードルから外しても単品でナビが可能です。たとえば、明日のドライブルートを家の中で予習するとか言うこともできます。ただ、クルマに付けっぱなしにする場合、キーONするたびに充電を示すLEDが赤く点るのは気になります。また、夏場の暑い車内ではバッテリに対するダメージも相当だと思います。たぶんクルマに付けっぱなしの使い方では1年を待たずにバッテリが消耗すると考えられます。使わない人は取り外せる仕組みにしておいてくれたら良かったと思います。
NV-U2にはUSBコネクタが用意されていて、PCと接続すると、マークの編集や地図/ファームウェアの更新ができます。私は無類のオービス好きですので、、、早速全国のオービスをマークしておきました。記録できるマークは500個なので、残念ながら本州分のオービスしか記録できません。
最新のHDDカーナビは、TVが見れたりオーディオが聞けたり、至れり尽くせり。でも30万円は高すぎるような気がします。純粋にカーナビ機能だけを欲しいという方には、NV-U2は真剣におすすめできます。
さて、RX-8のどこに取り付けようかなー
nav-u NV-U2 ゲット