SUBARUのディーラに、以前から気になっていたインプレッサ WRX STIを見に行きました。
2007年10月に登場した新型インプレッサ WRX STIは、今までのスパルタンなイメージから一転、大人っぽいイメージになったので個人的には好感を持っていました。なお、SUBARUのディーラに出向いたのは生まれて初めてです。
店舗にはお目当てのインプレッサの展示は無く、若い営業の方に聞くと、裏のガレージに止めてあるらしく、すぐに取りに行ってくれました。今のSUBARUの看板クルマのはずなのに、あまり売る気が無い?!5分ほどすると、真っ黒なインプレッサ WRX STIが目の前に現れました。
超かっこいい!!!久々の俺好みドンピシャです。BMW 1シリーズのような外観です。
写真ではパッとしなかったノーマル18インチホイールも全然かっこいい。室内の広さも十分です。内装は400万弱のクルマにしては貧弱な気はしますが、そんなことよりエクステリアに一目惚れです。営業の方が「乗ってみますか?」こちらからお願いしていないのに口火をきってくれました。
誰なんでしょう。これを「大人しい」と言う人は?!まさにスポーツカーそのものです。シフトを1速に入れる時の感触といい、歩道の段差を超えるときのノッシという感触といい、5年以上このようなクルマに乗っていなかったので、驚くことばかり。道路のちょっとした凹凸が、しっかりとステアリングを通じて腕に伝わってきます。かといってスカイラインクーペの様に、すべての動作が重苦しいと言うことはありません。実はスカイラインクーペの試乗の時は、恥ずかしながら数回エンストしましたが、インプレッサではエンスト無し。車重が300kg違うということもあるのでしょうけど。
営業の方が、御用達?の直線道路に案内してくれました。サイドブレーキの横にあるスイッチを切り替えるとエンジンの味付けが変わるらしい。今までは一番マイルドな設定だったようです。確かに「これが300馬力オーバー?」とは感じていました。
走行中、直線で前方に対向車がいないことを確認した後、営業さんがスイッチをS#(シャープなスポーツモード?)に切り替えてくれたので、2速で全開してみると・・・ヤバイ。これヤバイ。久々に内蔵がシートに押しつけられる感覚を味わいました。早めにアクセル戻してしまいました。NAからターボのクルマに乗り換えたと錯覚するほどの違いです。普段はノーマルモードのままで十分ですが、ちょっと遊び心が出たときに走りながらスイッチをひねれば、別のクルマに変身してしまうというのは今までにない感覚で楽しいです。
そのほか、4WDのトラクションモードの切り替えなどもあるとのことでしたが、試したところでわからないでしょうから説明のみで遠慮しました。ディーラまで帰る途中、坂道発進でクルマが下がらないのもちょっとしたびっくり。坂道で1秒間、静止してくれるのです。なにげに便利だし、クラッチにも優しいです。
マイナスなのは、足が硬すぎる所でしょうか。運転している人は楽しいでしょうけど、同乗者は苦痛かもしれません。これでも先代よりはマシになったそうですが・・
カタログと価格表一式をもらって帰りました。驚くことに、名前・住所を聞かれないのです。日産のディーラに行くとほぼ間違いなく書かされます。自信なのか、はたまた抜けているだけなのか?私の運転しているときの喜びようを見て、こいつまた来るな、と確信したのでしょうけど。。
はっきり言って欲しいです。インプレッサ WRX STI。問題は予算と足の硬さ。同乗した奥さんには、不評でした…。どうなることやら。
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