折れたボルトの修復

さて、昨日の日記でABSセンサ取り付けボルトを折ったと書きましたが、その件についてディーラーに相談に行きました。結局、足回りをばらさないと作業ができない場所なので、作業に２，３日（想像）、工賃もそれなりにかかるだろうということでした。２，３日車を預けて数万も工賃を取られてはカナワンです。（100%自分が悪いんですがね）となれば、後は自分でやるしかないでしょう。しかし、折れたボルトを取り除く方法なんて知るわけがありません。じゃ、プロに聞きましょ。ってことで、行きつけの工具専門店「ストレート」に向かいました。
話が横道にそれますが、この「ストレート」という工具専門店、全国にチェーン店がありますから、お近くの方は是非一度足を運んでみてください。店内所狭しと並べられている工具はすごいの一言です。こんな工具もあるんだぁと感心し、次の瞬間には欲しくなります。（笑）あんまり、余計なお金を持っていかない方がいいと思いますよ。しかも、スナップオンのようにコンビレンチ１本5000円とかいう一般庶民に手が出ないような製品は置いてありません。ほとんど聞いたことも無いような外国のメーカの工具がほとんどですが、ストレートがしっかりした物を厳選して販売しているそうです。（最近ではストレートブランドも販売されてます）量販店で3000円で売っているラチェットセットを買うんだったら、ストレートで3000円のセットを買いましょうね。奮発して20000円くらいのセットを買うと、一生(?)困らないくらいのセット物を買えます。（オートメカニックの工具特集でも「ストレート」は絶賛でした）エアーツールも充実しています。うー！エアーコンプレッサー欲しい～。でも、100V駆動の小型コンプレッサでは、連続でタイヤ４本はずせないそうですね。200V引いて、駐車場にでっかいタンク置くか？
私、ストレートの回し者じゃありませんよ（笑）でも、ＦＤに乗るんだったらある程度の工具は揃えるべきだと私は思います。私のＦＤの後ろ座席には、足回りをバラせるだけの工具は常に積んであります。ちょっと激しい走りをするとガチャガチャうるさいですけどね。でも、何かあったときに工具が無いから手が打てない、ってことだけは避けたいんです。一種の保険のようなものかも知れませんね。
で、ストレートに行くと、まさしく今回の私のためにあるような工具を見つけました。

このドリルチップを折れたボルトにねじ込むと、すんなり折れた部分が取れるそうです。すばらしい!!でも値段もちょっとすばらしい。これで5000円。でも、数万の工賃に比べたら安いので迷わず購入しました。ちゃんと日本語の説明書も同封されています。
しかし、私は電動のハンドドリルを持ってません。（手でグリグリ回す手動の奴は持ってますけど）仕方ないので、近くのマツキヨホームセンターで100V電動ハンドドリルも購入しました。（2980円、これも安い）
ところで、（今回は何度も話が脱線するなぁ）マツキヨはもともと薬局ですが、最近ではホームセンターも始めたのですね。そのマツキヨに1980円でプリセット式のトルクレンチ(2k～11k)が置いてありましたよ!!これは安い!!すぐ壊れても1980円なら…。ね。
トルクレンチって文字通り、トルク管理できるレンチですが、意外な使い道もあります。それは高トルクで締め付けられてなかなか緩まないボルトが結構簡単に緩めることができるんです。長さは長いし、重さも結構あるので、普通のラチェットでは歯が立たないボルトも、トルクレンチだとイトも簡単に緩みます。お試しあれ。ただ、ラチェットのコマは精度の良い奴を使ってくださいね。ナメますので。ちなみに私はKTC製っす。
早速自宅に帰って、左フロントをバラし始めましたが、、、絶望的な事実が。それは、ABSセンサーはブレーキディスクの裏側についているため、折れたボルトに電動ドリルを垂直に当てる為に必要なスペースがありません。ディスク部分をASSYで取り外せれば良いですが、相当大変そうです。というか舵取り部分なども含みますからバラしてしまうと、直進しないＦＤになってしまうでしょう（爆）ハンドルを目一杯右に切ると、ABSセンサ部分が前を向きますので、何とかドリルくらいは当てられるかな・・・？
もう外も暗くなってきたので、作業は明日しよう、、、その前に無理とは思うが貫通マイナスドライバとプラハンでカンカンたたいてみると、、、ん？いまピクリと動いたよ？！もう少し緩み方向に斜めに力を加えてカンカン・・・あ！！緩むじゃん！さらにカンカン・・・

あっさり取れちゃいました（爆）
おいおい～!!工具買っちゃったよ～!!8000円返せ～!!でも、折れた時点で貫通ドライバーを持ってくれば解決していたんですから、私が悪いですよね。折れた時点で絶望感一杯になっちゃったものですから。。授業料ですかね。