電子工作

安藤電気AE5131プロトコルアナライザ ゲット

ヤフオクで安藤電気製のAE5131というプロトコルアナライザを購入しました。簡単に言えば通信回線上のシリアルデータをモニタすることのできる測定器です。
AE5131本体だけでは何の役にも立たず,本体スロットに各回線に対応したオプションのインタフェースユニットを挿入しないといけないのですが,ヤフオクにAE5740WANモニタユニットが挿入された状態で出品されていたのを見つけて落札しました。実は,ヤフオクの説明文章にはインタフェースユニットのことは一切触れられておらず,出品の写真にユニットが挿入されている状態で写っているAE5131を見つけて,密かに狙っておりました。
届いたAE5131には狙い通りAE5740WANモニタユニットが挿入されていましたが,なんと500MB(今となってはこの容量は化石ですが…)のHDDユニットも挿入されておりサプライズ!!。この構成であれば,10年前は150万円クラスの測定器。1/150の価格でゲットしてしまいました。
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ところで、
つないでイーサの解析はほぼ終了。W-SIMを制御するためのATコマンドを始め,その後のPPPハンドシェーク,W-SIMとEthernetとのブリッジ動作などの一連の制御が把握できました。
W-SIMとつないでイーサの間のシリアル通信速度は57.6kbpsであり,4xやW-OAMの恩恵を得られていないのは確かですが,逆にシリアルの速度を上げられない原因を考えてみると,一部のパケット処理が追いついていないのではないかと推測しています。
そこで,マイコンではEthernetフレーム処理だけを担当させ,PPPパケットの処理はハードウェア(FPGA)に実装することにより,W-SIMの最高速度である200kbpsに完全に対応できるのではないかと思っています。これが安価でできれば(つないでイーサ以下の価格で),結構売れるのではないかと思っているのですが,いかがでしょうかね? W-SIMのコンソーシアムに参加していないと正式には販売できないでしょうけど,秋月電子あたりに実験用キットとして出すとか。。
ただ,個人的な問題ですが,Ethernetのソフトウェア実装の経験が皆無でして,今,こないだ購入した秋月電子のH8/3069マイコンボードを使いUDPパケットの送出実験なんかを細々と続けている所だったりします。いったい,完成はいつになることやら。

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