Mac

新型iMac 24インチ ゲット

購入決意

2007年8月8日発表の新型iMacを買おうと思ったのは、発表から数日後。(2007-08-09) 最初は20インチモデルを購入しようと考えていましたが、20インチモデルの液晶パネルがTNだという情報があったので、それであれば24インチ買うしかないと思っていました。
8月10日、ヨドバシカメラで初めて実物を見ました。20インチは明らかにTN液晶です。ちょっと角度をずらしてみると、白飛びしたり、グレーが反転したりと個人的には我慢できないレベル。自宅でも14,000円で買った三菱の17インチTN液晶をサーバマシンに接続して使用していますが、とても写真のレタッチをするには耐えられない表示品質です。サーバのターミナルとしては十分ですが。
逆に24インチは角度を変えても色がずれたり反転したりすることはなく、いい感じ。ただ、システム環境設定で明度をめいっぱい下げても、普段、LCD2690WUXiを60カンデラ~80カンデラで使っている私にしてみたら眩しい。感覚では明度最低で150カンデラぐらいでしょうか。長時間使うには辛い液晶という印象です。
その場で「買おう」と決意。出向いたヨドバシカメラには24インチモデルの在庫があることはヨドバシ.comで確認済みでしたので、店員を呼んで聞いてみると「在庫ありません」とのこと。ヨドバシ.comで在庫があることになっているけど?と聞くと、「あれは間違いです」と。また、入荷も未定らしい。仕方ないので、ポイント20%還元で売っていたバッファローの4GBメモリだけ買って帰宅しました。(2007-08-10)

入荷未定

翌日8月11日から夏休みでしたので、朝から新型iMac 24インチの在庫探し。在庫探しとはいえ、買えるのであればどこでも良いというわけではなく、私はMacを買うならヨドバシと決めていました。その理由は、ポイントです。ヨドバシは通常10%のポイント還元をしていますが、Apple製品は一律5%。つまり、10%還元の場合はひたすら「貯金」、5%しか還元されないApple製品を買うときに一気にポイント充当すれば一番お得ということになります。こつこつ3万円分ぐらいのポイントを貯金していましたので、それを使いたくてヨドバシで購入したいと考えていました。
ヨドバシ.comでは「入荷未定」。全店舗で在庫なしの表示。仕方ないので、自宅周辺50km圏内のヨドバシカメラ6店舗に予約のTEL。ヨドバシAkibaには、入荷未定ということで予約を受け付けてもらえませんでした。結構な数の予約が入っているらしい。これだけ予約しておけば、入荷後のキャンセルなどで意外と早く入荷するのではないかという甘い考えを持っていたのですが…。

無い!!

8月11日にヨドバシに予約のTELをしてから1日、2日、3日と経過するも、入荷のTELは一切ありませんでした。ヨドバシ.comも相変わらず入荷未定の表示のまま。お盆ということもあるのでしょうが、本当に日本中どこにもiMacは無いのか? と8月14日に銀座のApple StoreにTELしてみると、「在庫、たくさんありますよ?!」と。どうやらAppleはどうしてもApple Storeで売りたいらしい。あまり量販店を敵に回さない方がいいと思うけど…。
ふとヨドバシ.comの在庫確認ページを見ていると、自宅から遠いこともありノーマークだった吉祥寺店に在庫マークが出現!! 速攻でTELすると、「1台あるので本日中に来店するのであれば、取り置きしますよ」とのこと。いきます、いきます、今すぐ行きます、と言って電話を切り、外出の準備をして、まさにクルマのキーを手にするかしないかというタイミングで携帯電話が鳴る。いやな予感。「すみません、間違えました。在庫ありませんでした…」と。またもやヨドバシ.comの在庫確認ページに騙された。もう信じない。まぁ、80kmクルマで走った後に「実はありませんでした」と言われるよりマシですが。

Apple Store Ginzaにて

8月15日、我慢できなくなって、朝から電車に乗ってApple Store銀座へ。昨日電話して24インチの在庫があることはわかっていましたが、定価239,800円で買うのはシャクなので、ヨドバシやビックでやってるポイント還元分ぐらい(1万円)の値引き交渉が成功すれば絶対買うつもりで。
この夏一番の猛暑の中、AppleStore到着。実はAppleStoreに行くのは初めてですが、いわゆる「パソコンショップ」と思えない店舗と、店内。おしゃれ。
24インチをいじっていると、店員が寄ってくる。簡単な営業トークの後、値引き交渉スタート。店員の顔つきが変わる。値引き交渉は御法度らしい。もう定価でもいいから買っちまおうかと思った矢先、「暑い中せっかく来ていただいたので…」と言いつつ、裏へ。「え?!もしかして?!!」
「お客さん、すみませ~ん。先ほど、最後の1台が売れてしまいましたぁ~。」
値切りどころの話ではなかった。モノが無くなってしまった。「今日の朝の時点で4台あったんですけどね。結構売れてるんですよ。次の入荷はおそらく来週以降ですけど、予約しますか?」と聞かれ「結構です」と肩を落としてAppleStoreを出ました。
この時点で、おそらく日本国内の在庫は皆無。そりゃ、大本山のAppleStoreに在庫が無いんですから。AppleStoreの入荷が来週以降なのであれば、ヨドバシはもっと先になるだろうし。だったらAppleStoreのWebサイトから注文した方が早いかもということで、あまりにも暑く(この日の最高気温は37度)涼むために入ったスターバックス店内から、AdEsでAppleStoreにアクセスしてポチリ。せっかくなので、Core2Extremeの2.8GHzに変更(+27800円)しました。出荷が5~7営業日、その後航空便などを経て入手できるのは8月27日以降になりそう。他でキャンセルなどがあったら意外と早く入手できるかも、と期待しつつ。

周りを固める

iMacを購入したらやりたいことが、デュアルディスプレイ。今使っているLCD2690WUXiをサブディスプレイとして接続したいのです。そのために必要なのが、Apple Mini DVI-DVI アダプタ。iMacにはMini DVIコネクタがあるので、それを通常のDVIコネクタに変換するためのアダプタです。ノートPCならまだしも、一応デスクトップマシンなのだから、最初からDVIコネクタをつけておいてくれればいいのに。
あともう一つ、やりたいことは、iMacをVESA液晶アームで机に固定すること。理由は、今の机にiMac 24インチとLCD2690WUXiの両方は乗らないためです。さらに、iMacのスタンドは角度が調整できるものの、高さが調整できないため、iMacの特徴でもある液晶下の10cmのスペース(一部では「アゴ」と呼ばれているそうです。) のために液晶モニタの位置が相当高くなってしまうため、それをぎりぎりまで下げたいという希望もありました。そのために必要なのが、24インチiMac用VESAマウントアダプタキット。VESA準拠のアームを接続するために必要なアダプタです。こちらを参照→ディスプレー角度の不満を解消!! 24インチiMacに“VESA”をつけてみた
特に24インチiMac用VESAマウントアダプタキットは、出荷が1~2週間らしいので、(8/20の時点では24時間以内の出荷になっています。)、早めに注文しておかないといけないため、AppleStoreのWebサイトから注文しました。
8月16日にWebから注文して、到着したのは翌日8月17日。WebのAppleStoreから購入したのは初めてですが、24時間以内に出荷と表示されている製品については、日本国内に在庫があるはずですので、あっという間に届くと思います。Apple Mini DVI-DVI アダプタだけ届くと思っていたのですが、箱を開けたら24インチiMac用VESAマウントアダプタキットも入っていました。ラッキー。今回の騒動で初めてAppleからうれしい気持ちにさせてもらいました。この勢いで流れが変わるか?!

予想外の展開

WebのAppleStoreでポチリしてからというもの、暇さえあればWebの「ご注文状況」をチェック。出荷5~7営業日は伊達ではなく、「未出荷」の状態からなかなか変化しません。こればかりは待つしかありませんが。6店舗に予約しているヨドバシは全く眼中に無し。
録り貯めていたプリズンブレイクを見ていると、8月18日の昼過ぎに携帯電話が鳴る。ヨドバシ新宿西口本店から。何で?と思いながら電話に出ると、予約していた24インチ iMacが届きました、とのこと。AppleStoreのWebで注文していたこともあり、その場でキャンセルしようかとも思ったのですが、言葉が出てこずその場は「はい、わかりました」と答えてしまいました。
電話を切って、すぐ考えました。AppleStoreのWebで注文して4日目、もうすぐ出荷されるかもしれない。しかもCPUは高速な2.8GHz。かたやヨドバシであればCPUは2.4GHzで遅いけど、今日手に入るし、貯まっているポイントも使える。総合的に考えて、CPUは目をつぶってAppleStoreをキャンセル。(未出荷であればキャンセルすることができます)、夕方からクルマを走らせて新宿に向かい受け取ってきました。

開梱

HR7O8548 とにかく重い&でかい。ヨドバシから駐車場まで数100m運ぶのが精一杯。間違っても電車で持ち帰ろうと思わない方がいいです。しかも、あんな大きな箱を持っていると相当目立ちます。
HR7O8552 HR7O8554 重たい、でかいとはいえ、これがパソコン?!と思うようなシンプルな梱包です。ぱっと見、液晶モニタだけしか入っていないように見えます。
HR7O8555 HR7O8556 HR7O8558 ソフトウェアによくあるような、封印がされています。
HR7O8557 キーボード、マウス、DVD-ROMなどは整然と永細い化粧箱に収められています。この辺のセンスはAppleっぽいですね。
HR7O8560 ガラス面には、携帯電話の液晶部分に張ってあるようなセロファン保護シートが貼ってあります。さらに、本体裏のAppleマークにも。ブランドを大事していることの現れでしょう。
HR7O8561 HR7O8562 セロファンをはがしたところ。写り込みがすごくて、真っ正面から撮影できません…。。
HR7O8564 例の薄っぺらいキーボード。ヨドバシで買ったのでもちろんJPキーボードです。マウスは私にとっては使いづらく、動作確認のみしてから箱の中です。

メモリ増設

HR7O8588 スタンドの裏にメモリ交換方法が記載されています。
HR7O8590 あらかじめ購入しておいた4GBのSO-DIMM。ヨドバシカメラで28,800円+20%ポイント還元。(実質21,000円ぐらい) ずいぶん安くなったものです。
HR7O8592 アゴの下にあるねじを1個はずして、ふたをとります。ねじは小さいですが、ドライバは大きめの方が良いです。写真では上のドライバ。小さいドライバはねじ山をつぶします。
HR7O8594 蓋をはずすと、黒いシートが2枚出てきます。これを引っ張るとメモリモジュールが取り外せます。最初に1GBモジュールが写真向かって右側のスロットに1枚刺さっていますので、それを取り外します。が、シートがちぎれそうな勢いで引っ張る必要があります。手に汗をかくと滑って駄目です。
HR7O8597 最初に刺さっていた1GBモジュール。チップ、モジュール共にHynix製です。
HR7O8601 一発で4GB認識しました。メモリモジュールは親指の腹が痛くなるくらいにギューと押し込む必要があります。

デュアルディスプレイ

HR7O8604 あらかじめ購入しておいたApple Mini DVI-DVI アダプタ。
HR7O8605 iMac背面のMiniDVIコネクタに接続します。
HR7O8607 試しにLCD2690WUXiを接続してみました。iMacの方は明度最低、LCD2690WUXiは普段の明るさ(70カンデラ)。LCD2690WUXiの方の明るさをもう少しあげた方がよさそうです。

設置

HR7O8611 iMacとLCD2690WUXiをこの机に置きます。写真は今まで使っていたMac mini。横幅は90cm程度。LCD2690WUXiの横幅の1.5倍ぐらいです。
HR7O8612 iMacと一緒に買ってきたVEGA準拠の液晶アーム。WINTECHNOLA-6A-4。ヨドバシで26,250円。iMacを買ったときのポイントを充当して買いました。
HR7O8613 机の左横に支柱を立てて。
HR7O8614 アームを取り付けます。
HR7O8615 あらかじめ買っておいた24インチiMac用VESAマウントアダプタキット。
HR7O8616 アダプタやねじ、トルクスレンチ、説明書などが入っています。3,600円相応の価格だと思います。
HR7O8621 24インチiMac用VESAマウントアダプタキットに付属しているクレジットカードみたいなプラ板を斜めに挿入し、グッと押します。
HR7O8623 スタンドアームが今までより多く倒れ込み、トルクスネジ8個が現れます。
HR7O8626 付属のトルクスレンチで8個全部のネジを取り外します。結構、堅く固定されているので、ネジの頭をナメないように気をつけます。レンチが少し反るぐらい堅いです。
HR7O8631 トルクスネジ8個をとると、スタンドアームが取れます。
HR7O8632 付属しているブロックをトルクスネジ8個で固定します。
HR7O8635 VESAアダプタを取り付けます。これまた左右のネジが堅い。
HR7O8639 で、ネジを締め終わると、アルミの切りくずが。これが内部に入ったらと思うとゾッとします。
HR7O8640 アームに付属している十時のアダプタを取り付けます。
HR7O8641 アームに取り付けたところ。
HR7O8645 角度を微調整して完成。ところが、iMacが重すぎるらしく、上下角度調整のネジをいくら強く締めても、じわじわ角度が下がってきてしまいます。机にペタッとおいてしまうと、スピーカをふさぐし、エアフローもふさいでしまうことになるため、高さ1.5cmぐらいのスペーサを置いて、角度が下がらないようにしました。(Appleマークの下に見える橙色のモノ) アームを使うことでiMacが約5cm下がり,机に置いても許せる高さになりました。ただ,これでもLCD2690WUXiは一番下から3cmほど上げた高さなので,理想を言えばもう少し下げたいのですが。
HR7O8646 24インチと26インチのサイズの違い。同じウインドウがこのくらい違って見えます。

消費電力

ワットメータで測ってみました。

HR7O8583 iMac単品、明度最小。アイドル状態で97W。ちなみにメモリ1GBと4GBでは電力に差異はありませんでした。
HR7O8587 起動中の最大電力。140W前後まであがります。
HR7O8608 デュアルディスプレイでiMacとLCD2690WUXi合計の電力は150W。アイドル状態で、明度最小。常に両方のディスプレイをONにしていると電気代に響きそうです。

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