前回のブログエントリ (モバイルバッテリーによる充電への挑戦 #1) では、中国製の怪しい Surface用電源ケーブルを使ってSurface Pro 2017本体の充電を試みたのですが、見事失敗しました。その怪しい電源ケーブルは、送料込み400円程度でしたので、被害は最小限で済みました。(それを使った結果、Surface Pro本体が壊れていたら目も当てられませんでしたが、、)
前回のブログエントリ#1の最後にも書きましたが、Surface Pro 2017をモバイルバッテリーで充電する、という「夢」を叶えるために残された手というのは、もはやMicrosoft純正のSurface専用ACアダプタを購入し、そのケーブルを切断する、だけです。
しかし、その純正ACアダプタが定価11,000円で、ケーブルを切断する目的で購入するにしては高すぎる、というところで悩んでいました。
が、背に腹はかえられない(何をそんなに切羽詰まっているのかは置いておいて)ので、買ってきましたよ。Microsoft純正 Surface 65W 電源アダプターです。
パッケージに「For Surface Pro 3,4」と書かれていますが、新しいSurface Proでも使えることはカタログで確認済です。
型番は「Q4Q-00007」です。ヤフオクにもほとんど出品されたことのない、レア度の高い製品です。
高くて誰も買わない、というのが、主な理由だと思いますが。。
いきなりケーブルを切断する前に、まずはSurface Pro 2017 付属のACアダプタと比較してみます。
まずは外見から。
手前が、Surface Pro 2017 付属のACアダプタ。奥が今回購入した65W 電源アダプタです。本体は5mm程厚い程度です。
次に電気的仕様の比較です。まず、Surface Pro 2017 に付属のACアダプタ。定格出力は44Wです。
15V 2.58A = 38.7W。USB充電ポートが5V 1A = 5Wなので、合計で44Wです。
65W電源アダプタ。定格出力は65Wです。
15V 4A = 60W。電圧は同じですが、出力電流に余裕があります。USB充電ポートは同じく5V 1Aです。
当然65Wアダプタの方が大きな電流を出力できますが、Surface Pro 2017 をこの65W電源アダプターで充電しても充電時間はほとんど変わらないはずです。
Surface Pro 2017 が、今どのタイプのACアダプタが接続されているのか、を判断するような、MacBook のような処理をしているのであればそれも可能かもしれませんが、MacBook のようにそれほど多くのラインナップがそろっているわけではありませんので、そんな無駄な処理は入っていない、はず、です。
(2012年のブログエントリ「Retina MacBook Pro と MacBook Air の AC アダプタの調査」を参照)
次は、早速ケーブルの切断をしてみようと思います。
[Surface Pro 2017] モバイルバッテリーによる充電への挑戦 #2