先日、製作した電子負荷装置に引き続き、以前より欲しいと思っていた可変出力型の安定化DC電源装置を製作しました。
王道の秋月電子のキットを利用します。
DC0.8V~24V 最大5.5A可変スイッチング電源キット(降圧) SI-8008HFE使用
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gK-06970/
ノートPCのACアダプタに関する実験をすることが多く、20Vくらいまで電圧を可変できる電源が欲しいと思っていたので、この秋月のキットがドンピシャの仕様です。入力は24V 2.5AのACアダプタを使うことにしました。
スイッチングACアダプター 24V2.5A AD-B240P250
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-10666/
ケースは、前回製作した、電子負荷装置の時に一緒に加工済です。
(今回使うのは、写真向かって左側の緑の天板の方です。)
一番時間がかかるケースの加工はすでに完了していたので、今回はキットの組み立てと配線のみで、2時間ほどで完成。
写真にはあまり写っていませんが、電流がMax 5Aくらい流れるので、その経路には太い配線を使い、極力短く配線しています。
入力電源がACアダプタですので、本体は非常にコンパクトに収まっています。ただ、ACアダプタは結構巨大ですけどね。
先日製作した電子負荷に接続して動作確認。どうして今まで作ろうと思わなかったのか、と後悔してしまうほど、電源と電子負荷の組みあわせは最強です。バッテリーやDC電源系の実験は何でも出来てしまうのではないかと思ってしまうほどです。
DC電源と、電子負荷の電圧、電流の数値の違いはあまり気にしていません。(配線経路の電圧降下だけではないような気がします)
DC電源のポテンショメータのつまみと、電源SWは手持ちがなかったので、次回秋月電子に行ったときに買ってくることとします。
いままでは、何か電子工作をしたとしても、基板むき出しのまま使ってくることがほとんどでしたが、重い腰をあげてケース加工してきれいに納めると、一気に実用的な「装置」となりますね。ケースとかポテンショメータが高かったですが、のべ1万円以下で実用的な装置を2台作ることができました。
5A 可変出力 安定化電源装置 製作