購入したばかりのニスモ スポーツサスペンションキットをリーフに取り付けます。
自宅の駐車場で作業開始。
フロントフェンダー端からタイヤまでの距離、約9cm
リヤも約9cm
ショックアブソーバーはノーマル品をニスモがチューニングして、色を塗っているようです。おそらくカヤバ製。
まず、フロントから作業開始。ワイパーをはずします。14mmナット
ワイパーをはずす理由は、カバーのせいでフロントサスのアッパー部分にアクセスしにくいため。このカバーを取り外します。アッパー部分が錆びていますね。。
カバーを固定している不思議な形状のクリップを外します。外す際、ピンが折れそうだけど、思い切って。
カバーが外れたら、写真のような位置に借り固定しておきます。カバーを完全に取り外すためには、ウォッシャーケーブルを外したりしなくてはいけないため面倒です。
これでフロントサスのアッパー部分にアクセスできるようになりました。
フロントサスのピストンロッドナット(18mm)をギリギリまで緩めておきます。外してしまうとスプリングが一気に開放されて大事故になります。18mmはあまり使わないサイズですがソケットとレンチは揃えておいた方が良いです。
アッパーマウントを固定している13mmボルトも少しだけ緩めておきます。
ジャッキアップします。フロントのジャッキポイントは少し奥まったメンバーの中央です。
タイヤをスロープに乗せないと通常のジャッキは入らないと思います。リーフって意外と最低地上高が低いのです。
フロント左右のジャッキアップポイントにウマ(リジットラック)をかけます。外したタイヤは、安全のためにウマの横に置いておきます。
ブレーキホースと速度センサーハーネスをサスから外します。次にスタビライザーリンクナットを外します。18mm。狭い場所なので、できるだけ延長してタイヤハウスの外から力をかけられるようにしました。
次にフロントナックルボルトを外します。21mm。超堅いですが、写真のスピンナハンドルで全体重をかけたらバキバキ鳴りながら外れました。
フロントナックルボルトが外れれば、あとはアッパーマウントを止めている3つのボルトを外せばサスペンションが外れます。
ノーマルサスのスプリングをコンプレッサーで縮めてから、アッパーマウントを外します。
このスプリングコンプレッサーは、20年近く前にシビックEG-6に乗っている頃に買ったものです。
アッパーマウントのみをニスモに流用します。(ちなみにこの写真のスプリングはリア用です。)
ノーマルサスはスプリングコンプレッサーが必要でしたが、ニスモは体重をかければボルトの頭がマウントから覗きますので、ナットを回してもらうのを誰かに手伝ってもらえるのであれば、コンプレッサーは必要ありません。
後は逆の手順で組んでいきます。各部ボルトやナットは本来の荷重がかかっている状態で締めつけます。車載のジャッキを使って荷重をかけます。左右はスタビライザーでつながってますので、左右とも荷重をかける必要があります。つまり小型のジャッキが最低二つ必要です。
次はリヤ。リヤはボルトナットの数が少ないので比較的簡単。サスペンション下の固定ボルトを緩めます。18mm。
狭い空間で上方向の力を掛けづらかったので、写真のように、スピンナハンドルの先端をもう一つの小型ジャッキで持ち上げて緩めました。このように小さいジャッキはいろいろ便利に使えるので、いくつか持っておくといいでしょうね。
アッパーマウント部のナットを外します。16mm。こちらも珍しいサイズ。プライヤーか何かで先端をつかんでおかないと共回りしてしまいます。
リアショックアブが抜けたら、小型ジャッキを左右片方少しずつ下げいていって、ほぼ最下端まで下げきれば、手でスプリングが外せます。こちらも小型ジャッキが必須アイテムです。
ただサービスマニュアルには、リヤスプリングもコンプレッサーを使えと書いてあります。
汚い手でカメラ触るのがいやで、だんだん面倒になってしまってこれ以降は写真がありませんが、後はニスモのスプリングとサスを逆の手順で組んでいけばOK。リヤは左右1時間かからず作業完了できます。
フロントアッパー部は、雨が溜まって腐食してしまうため、ガムテープで目張りしました。
交換後の車高。フロント-30mm。
リアも-30mm。前後きれいに30mm下がりました。
クルマ全体でどのくらい変わったのか、走ってみてどうかわったのか、については次のブログエントリで。
[日産リーフ]ニスモ スポーツサスペンションキット 取り付け作業