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ドコモ iPhone 6s Plus 128GB ローズゴールド、やっとゲット

こちらでも書いたとおり、ドコモ版 iPhone 6s Plus 128GB ローズゴールドをやっと入手しました。
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詳細なレビューは、発売開始後1週間以上が経過していてすでに噛んでも味がしない状態だと思いますのでそちらを見ていただくとして、私は、iPhone 6を1年間使った後、一回り大きな iPhone 6s Plus を使ってみてどう感じたか、について書いてみたいと思います。
なお、私はちょうど1年前、iPhone 6 Plus を予約、発売開始初日に購入していながら、その大きさがどうしても受け止められず、その次の日に iPhone 6 に買い直した経験の持ち主です。(ブログエントリ「2014年を振り返る」の前段を参照)その前提でエントリを見ていただくと、より参考になると思います。
結論から言うと、iPhone 6s Plus のサイズで全然問題なし。確かにすべてを片手操作で完結させるのは無理ですが、ちょっとした工夫をすればある程度の片手操作が可能です。そういう柔軟な考え方が持てるようになったもの、iPhone 6s Plus を受け入れることには重要ですし、そう感じることができるようになったのは1年間の iPhone 6 と過ごした時間があるからこそだと思います。
もし、今 iPhone 5s 以前の機種をお使いで、今回 iPhone 6s Plus を買おうと思っている方がいるのでしたら、まずは iPhone 6s で腕を慣らした方が良いと思います。それくらい Plus のサイズは柔軟な思考を停止させてしまうほどのインパクトがあります。「これは無理かも」と思いだすと、無理の連鎖で抜け出せなくなるのです。
さて、上で述べた、「iPhone 6s Plus を片手で使う工夫」をいくつか紹介したいと思います。
1. ホーム画面のアイコンの位置を工夫すべし
iPhone を片手(左手)で使う場合、ホーム画面で親指が届くAppアイコンの位置は限られます。私の場合は左下の12個。ここに、自分が普段良く使うアイコンを配置しておくのです。
たくさんのAppを使う人でも、良く使うApp トップ12を選ぶと、普段使っているAppの8割方をカバー出来るのでは無いかと思います。
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赤枠が左下12個。無理なく親指が届く範囲。
逆にこの左下12個の範囲を超える位置のAppアイコンは、躊躇せずに右手でタップするものである、と腑に落とすのです。この思考、あきらめが重要です。このあきらめがないと、いつか、無理に片手で操作した際に誤って iPhone を落下させてしまう、ということに直結します。
2. 簡易アクセスを頭でなく体に覚えこませるべし
簡易アクセスとは、ホームボタンを軽く2回タップすることで画面全体が下がってくる機能のことです。これを頭でなく体で自然に操作できるようになると、Plus での片手操作の実現性が見えてきます。
頭で考えると、「なぜこんな操作をしなければならないんだ」「大きすぎるから悪いんだ」と負の思考の連鎖が始まります。体が覚えてしまえば、もはやそれは iPhone を操作する上での一連の動作の中のただ1つ、なのです。
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私は iPhone6 時代から、この簡易アクセス機能は使っていましたので iPhone 6s Plus でも違和感なく操作できますが、初めてこの機能を使う場合は、1ヶ月くらいは我慢と許容、の葛藤が続くかもしれません。絶対に使わない、と宣言している人や、そもそもこの機能があること自体知らない人がいるくらい、無駄で必要無い機能なのかもしれませんが、逆に言えばそれを自然に使いこなせば、他の人よりも iPhone を使いこなしている、ということになるのです。
3. ATOK for iOS をインストールすべし
ATOK for iOS は、キーボードを左寄せすることができるので、片手での文字入力が非常に容易になります。私は20年以上のATOKユーザーですので、ATOKにお金を払うことに対する拒絶反応は少ない※のですが、慣れない方にとっては、たかが漢字入力システムに1000円以上を払いたくない、と思うでしょう。しかし、iPhone 6s Plus を選択し、かつ出来るだけ片手で使えるようにしたい、と思うのであれば、ATOK購入は必然の出費である、と考えられるかどうか、です。
※それでも、ATOK for iOS が、ATOK Passport でカバーされないことに対しては大きな不満です。Androidはカバーされてるのに。
ATOK Passport = 最新版ATOKを Windows/Mac/Android のマルチプラットフォームで使い続けることができる非常にありがたい定額制プラン。なぜかATOK for iOS のみがプランから除外されている。
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テンキーもフルキーも左寄せ(右寄せも可)が可能。しかもキーボードサイズや細かな位置調整も可能です。
4. とにかく無茶なことはしない。KY=危険予知が重要
iPhone 6s Plus を片手操作すれば、確実に落下事故の可能性が高まります。私は iPhone6 を1年間使って一度も落下させていませんが、iPhone 6s Plus でその記録を伸ばせるかどうかは自信がありません。それくらい Plus の大きさはリスクです。
リスクがあるのであれば、そのリスクを回避するしかないのです。iPhone を支えている指を少しスライドしないと親指が届かない所をタップしたい、という時に、それをやった結果に発生しうる最悪なシーンを予知し、あらかじめそうならないような操作方法に切り替えるのです。
KY」 とは一昔前は「空気が読めない」の略語でしたが、安全の業界では今も昔も「危険予知」。自分の中で KY を意識することで、iPhone の落下ぐらいなら簡単に未然防止することができます。
話は変わって iPhone 6s Plus の新機能「3D Touch」ですが、個人的には期待が大きかった分、若干消化不良気味です。少しの間、3D Touch を意識的に使う、というトレーニングをしないと、今までの体に染みこんでいる iPhone の操作感を更新できそうにありません。iPhone を使い始めてから数年間、3D Touch なんて機能は無くても成立してきているのですから。
あとは対応アプリが増えることを祈るばかりですが、私ごときが祈らなくても勝手に増えていくでしょうから心配には及ばないですね。
数日間、iPhone 6s Plus を使った後に、iPhone6 を操作してみたら
「小っさ!」
人間の慣れなんて、数日で簡単に上書きされてしまうようです。
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