リーフを買ったら導入してみたいと思っていた物の一つに「Leaf Spy」があります。Leaf Spyとはググっていただければ早いですが、簡単にいうとリーフに搭載されているリチウムイオンバッテリーの状態をモニタすることができるツールです。
必要な物は、一般的にELM327アダプターと言われている、リーフの診断コネクタに接続して、情報をBluetoothで飛ばすための部品と、その情報を解析して表示するためのLeaf Spy Androidアプリです。
アダプターはAmazonで「ELM327」と検索するとたくさん表示されるので、その中のどれかを買えばいいのですが、注意点が二つ。
1. ELM327チップにはバージョンがあって、V1.5とかV2.1とかあるようですが、Leaf Spyで使うには古いV1.5の物が適しているようです。
2. ELM327アダプタは、違法ではないにしろ、クルマメーカが認めた正規診断ツールというわけではなく、どちらかというとアンダーグラウンド(UG)な部品であるため、基本的に中国で生産されたものがほとんどですが、それ故品質が悪い物や、最悪ケースだけで中身が空っぽ、とかいう物が紛れているようです。あまり安い物に飛びつかず、多少高くてもAmazonの評価が高い商品、業者から購入することをオススメします。
私は一番評価が高いこちらの商品、業者から購入しました。
リーフの診断コネクタは、運転席の下側にあります。診断コネクタにはバッテリ直の電源が来ているので、アダプタを挿している間は常時通電状態となりますが、このアダプタには電源ON/OFFボタンがあるので、使わないときは電源を切っておけて便利です。
Android端末でBluetoothペアリングした後にLeaf Spyを起動すると、何の問題も無く接続し、バッテリの状態を表示しました。
Leaf Spyで表示できる情報は、バッテリの残量、温度、電圧、消費電流など。充電中の充電電流なども表示できます。
ただLeaf Spyの一番のポイントは、ユーザーには詳細が開示されていないSOH(State of Health=バッテリ健康状態)が数値で表示できることです。この数値は最終的にメータ内の12セグメント欠けに結びつくと考えられています。
納車後、100kmほど走行した後のSOHは94%。新車でも100%じゃないんだ、という気もしますが、充放電を繰り返す内に数値が上がったりもするようなので、あまり神経質にならない方がよさそうです。
[日産リーフ] Leaf Spy 導入