先日購入した、AirMac Time Capsule 2TB ME177J/A ですが、内蔵HDDによるNASのアクセススピードが遅くて、私にとってメリットが無くなってしまったので、これまで使ってきて、扱いも慣れていて信頼している Aterm の802.11ac対応版である、Aterm WG1800HP をゲットしてみました。
先日、初めてTime Capsuleを使ってみてわかったことは、とても簡単なことは良いことだけど、私にとってはAtermのようにWebブラウザから各種設定できないと安心して使えない、ということです。
たとえば、外出先から自宅にVPN接続して、設定変更や再起動する、というようなことがTime Capsuleでは容易ではありません。(Time Capsule設定用のMacを常に立ち上げておけば可能ですが)
早速、WG1800HPの802.11acによるWiFiアクセススピードを計測してみました。計測条件は、Time Capsuleの時と同じです。
gen-mbpr15:iperf-2.0.5-i686-apple-darwin10.5.0 gen$ ./iperf -c 192.168.1.3 -w256k -P3
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Client connecting to 192.168.1.3, TCP port 5001
TCP window size: 257 KByte (WARNING: requested 256 KByte)
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[ 5] local 192.168.1.11 port 60137 connected with 192.168.1.3 port 5001
[ 4] local 192.168.1.11 port 60136 connected with 192.168.1.3 port 5001
[ 6] local 192.168.1.11 port 60138 connected with 192.168.1.3 port 5001
[ ID] Interval Transfer Bandwidth
[ 5] 0.0-10.0 sec 196 MBytes 165 Mbits/sec
[ 4] 0.0-10.0 sec 195 MBytes 164 Mbits/sec
[ 6] 0.0-10.0 sec 197 MBytes 165 Mbits/sec
[SUM] 0.0-10.0 sec 589 MBytes 493 Mbits/sec
アクセススピードは、Time Capsuleよりも若干劣るようです。その原因は、Time Capsuleの方が本体の背が高く、またビームフォーミング対応であることが考えられます。ビームフォーミングのメリットについては、こちらでも紹介されています。
WiFi速度を稼ぐにはどうすれば良いか?それは、ルータまでの距離を短くし、その間に遮蔽物を置かないことにつきます。通常の据え置きタイプのルータですと、なかなかそれは厳しいのですが、WG1800HPはホームユースでは珍しく、壁掛けに対応しているのです。
ルータを壁掛けにする場合、問題は電源やLANケーブルの処理です。ルータからケーブルがぶら下がっているのは余りに見栄えが悪い。とはいえ、壁掛けにすることでどのくらいアクセススピードが改善するのかは、今度一度試してみようと思います。