買ったばかりのHyperJuice2ですが、正面パネルと裏面パネルに「開けてくれ」と言わんばかりの小さなプラスネジが見えていましたので、我慢できずに開けてしまいました。
正面パネルの2つのプラスネジを外すと、正面パネルが外れます。
制御基板とバッテリとは、ケーブルではなくコネクタで接続されており、非常にメンテナンス性が良い作りとなっていました。
ヒートシンク(右側のアルミ)に中国語とおぼしき刻印があるのが気になりますが、基板実装の品質は悪くありません。いや、この手の製品からすれば良い方の部類に入るかもしれません。
安定した実装品質と、信頼性の高い部品(リニアテクノロジーなど)で、非常に好感が持てます。電解コンデンサがないというのも、信頼性を高くしている要因の一つかもしれません。
内部にバッテリセルが見えますが、バッテリセルユニットは型番シールの下のブラインドネジで固定されており、取り外すには型番シールをはがさないといけないので、諦めました。ただ、この構造であれば、数年使ってバッテリセルがへたってきたら自分で交換、というのもそれほど難しい作業ではないと思います。
実は、同様に手持ちのTL160Kについても同じように内部の写真を撮影したのですが、ここで晒すのはやめておきます。。あまり多くのことを言うと、、、まぁお察ししてください。。
、、、話をHyperJuice2に戻しますが、内部の基板を見る限りは、信頼性、品質ともに高そうで、これなら自信を持ってオススメ出来そうです。ただ基板を見てわかるのは製造品質だけ、回路設計品質まではわかりません。もし回路設計をミスっていれば、例えば素子の異常発熱などで短期間で故障してしまう、ということも考えられます。
回路設計能力に関しては状況証拠だけになりますが、すでに何回かフル充電、フル放電してみた結果、とても発熱が少ないなぁと感心しています。MacBook Pro、iPhone5、iPad miniの3台に同時給電を続けても、温度表示は最大でも5℃上昇する程度。筐体を触っても暖かくなったかな?という感じで、バッテリ周辺、制御基板周辺ともに、過去に使った大小様々なモバイルバッテリの中でも、格段に発熱が少ないのです。短絡的ではありますが、この事実からしっかりとした放熱設計が出来ていると解釈すると、自ずと回路設計に関してもそれなりに信頼できるのではないかと考察することができます。
フル充電の100Whのバッテリって、それこそ爆薬並のエネルギーを蓄えていますから、変な回路で使うのは避けたいですよね。。。。
まぁ多くは語らず、少なくともHyperJuice2はオススメしておきます。
モバイルバッテリー HyperJuice2を分解してみた